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「深淵」の意味と使い方や例文!「深淵に触れる」「深淵をのぞく」とは?(類義語)

【二字熟語】
深淵

【読み方】
しんえん

【意味】
①深い淵。深く水をたたえた場所。
②比喩的に、奥深く底知れないこと・ところ。

【類義語】
深潭、淵、奥底など(文脈による)

「深淵」の意味を簡単にいうと

「深淵」は、もともと深い淵・底の見えないほど深い場所を表す言葉です。

そこから比喩的に、人の心・思想・問題などの奥深く、簡単には理解しきれない部分を表すこともあります。

「深淵に触れる」とは

「深淵に触れる」は、固定した熟語というより、奥深く容易には知り尽くせない部分に触れるという比喩的な表現です。

たとえば「作品を通して人間心理の深淵に触れる」のように、物事の非常に深い部分を少し知る・感じる場面で使えます。

「深淵をのぞく」とは

「深淵をのぞく」は、文字どおりには深い淵をのぞき込むことですが、比喩的には底知れないもの・人間や社会の奥深い部分を見ようとすることを表します。

この表現はニーチェの有名な言葉を連想させることもありますが、日本語の表現は翻訳によって異なります。そのため、特定の一文を唯一の定型句として扱う必要はありません。

「浅瀬」「天空」は対義語?

「深淵」に明確な固定対義語はありません。

物理的な「深い淵」と「浅瀬」を対照的に置くことはできますが、「深淵」の比喩的な意味まで含めた一対一の対義語ではありません。また「天空」は「深淵」の対義語ではありません。

深淵(しんえん)の例文

  1. 崖の下には暗い深淵が広がっていた。
  2. その作品は、人間の心の深淵を描いている。
  3. 長い研究を通して、問題の深淵に触れたように感じた。
  4. 古い記録を読み進めるうちに、歴史の深淵をのぞく思いがした。
  5. 簡単な説明だけでは、その思想の深淵までは理解できない。
ABOUT US
北澤篤史漢字熟語・二字熟語の専門家
漢字熟語・二字熟語の意味や使い分けを研究・解説する専門家。ことわざ学会理事、2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(いずれも講談社)がある。
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