内輪の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
内輪
【読み方】
うちわ
【意味】
①外部の者を交えないこと。うちうち。身内。
②外部には知らせない内部の事情。内幕 (うちまく) 。うちうら。
③控えめなこと。特に、数量や金額などを控えめにすること。また、そのさま。
④つま先を内側に向けて歩くこと。また、その足。
そして最後は、「つま先を内側に向けて歩く」、つまりある特定の歩き方を指すんやな。これは、多面的な言葉やな。
【語源・由来】
「わ(輪)」は、「片輪(=端)」の「は」と同じ意の接辞。
【類義語】
内情
【対義語】
公、表沙汰、大袈裟、外輪
内輪(うちわ)の解説
「内輪」という言葉には4つの意味があるんだよ。
1つ目の意味は、外部の人を交えずに、自分たちだけで何かをすることだよ。例えば、「内輪で祝う」と言ったら、家族だけ、または親しい友人だけで、誰かの誕生日を祝うというような状況を表すよ。
2つ目の意味は、外部には知らせない、内部だけの事情を指すよ。この場合の「内輪」は、特定のグループや組織の内部だけで知られている秘密や情報のことを言うんだ。例えば、「あれで内輪はだいぶ苦しいそうだ」という文は、ある困難な状況が内部だけで知られている、という意味になる。
3つ目の意味は、控えめなこと、つまり、何かの数量や金額を少なめに見積もることを指すよ。たとえば、「予算を内輪に見積もる」は、予算をあまり高く見積もらず、少なめに設定するという意味だね。
4つ目の意味は、足を内側に向けて歩くことを指すんだ。つまり、足のつま先を内側に向けて歩く様子を「内輪」と呼ぶんだよ。この「内輪にチョコチョコ運ぶ足では」という例文では、そのように足を内側に向けて小刻みに歩く様子を表しているね。
内輪(うちわ)の使い方
内輪(うちわ)の例文
- 内輪では、ともこちゃんのことをともこりんと呼ぶ。
- 内輪話を他人に知られるのは恥ずかしい。
- 贅沢な暮らしをしているように見えるが、あれで内輪は火の車らしいよ。
- 内輪の集まりなので、外部の人は参加できません。
- 内輪向けのジョークだから、関係者以外には理解できないだろう。
内輪の文学作品などの用例
読み方「うちわ」「ないりん」の違いは?
「内輪」は「うちわ」とも「ないりん」とも読みます。
「ないりん」と読むと、
①内側の輪。円形の内側。
②カーブを曲がるとき内側になる車輪。
という意味で使われ「うちわ」とは意味が異なります。
一つ目は、外部の人を混ぜない、つまり、身内だけのことを指すんだ。二つ目は、外部に知らせない内部の事情、つまり秘密の話のこと。三つ目は、控えめなこと、特に数量や金額を控えめにすることを指すよ。そして最後に、つま先を内側に向けて歩くこと、あるいはそのような歩き方を指すんだ。