【二字熟語】
横車
【読み方】
よこぐるま
【意味】
①横に車を押すように、道理に合わないこと。理不尽なこと。
②棒、薙刀などを横ざまに振り回すこと。
【語源・由来】
横に車を押す意から。
【類義語】
理不尽
横車(よこぐるま)の使い方
校長先生が横車を押して、文化祭を中止させたのよ。
何の説明もなく?
一切なかったの。
生徒の楽しみを理由もなく奪うなんてひどい話だ。
横車(よこぐるま)の例文
- 理不尽は百も承知で、彼らは横車を押している。
- 借家人が居住権を主張するなんて、横車を押すようなものじゃないか。
- 社長だからといって横車を押し通していいわけがない。
- 健太くんの横車に怒りに震える。
- おらあ汝の運は汝に任せてえ、おらが横車を云おう気は持たねえ、正直に隠さず云ってくれ。(幸田露伴、貧乏)
「横車を押す」とは?
「横車」は、「横車を押す(よこぐるまをおす)」という表現で使われることがあります。
「横車を押す」とは、「道理に反することを無理にする。無理を通す。」という意味です。
【類義語】
・横紙を破る(よこがみをやぶる)
・横に車を押す(よこにくるまをおす)
【例文】
- 健太くんは、何かというと横車を押すので煙たがられている。
- 親が、一人娘の結婚に横車を押すのはいかがなものか。
- 周囲の反対を押し切って横車を押しても問題解決にはならない。