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「夭折」の意味と使い方や例文!「夭逝」「早逝」「早世」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
夭折

【読み方】
ようせつ

【意味】
年が若くて死ぬこと。若死に。早世。夭逝 (ようせい) 。夭死。

【語源・由来】
「夭」は「わかじに。早死にする。」
「折」は「死ぬ。」

【類義語】
早死に、若死に、夭逝、早世

夭折(ようせつ)の使い方

ともこ
健太くんにはお兄さんが一人いるのよね。
健太
実は兄さんが二人いたんだ。一人は夭折したんだ。
ともこ
悲しいことを思い出させてごめんなさい。
健太
僕は生まれていなくて会ったことがないから実感がわかないんだ。

夭折(ようせつ)の例文

  1. 子供が三人居て一人は夭折した。
  2. 青年の不幸な夭折が、会葬者の涙を誘った。
  3. 夭折した兄の遺志を継いだ。
  4. 夭折しなければ、今頃CM女王になっていただろう。
  5. 功績を残せず夭折してしまった。

「夭折」と「夭逝」「早逝」「早世」の違いは?

夭折」に似ている語に「夭逝」「早逝」「早世」があります。

四語とも「若くして死ぬこと」を表し、「」や「」といった直接的な感じを使わない婉曲的な表現です。

「夭折」と「夭逝」の違い

夭逝」は年が若くて死ぬこと。わかじに。夭折。

という意味です。

辞書で「夭逝」を調べると「夭折」が、「夭折」を調べると「夭逝」が意味の欄に書いてあることから同じ意味です。

夭逝」の「」は「立ち去って帰らない。死ぬことを婉曲にいう語。」という意味です。

「夭折」と「早逝」の違い

早逝」は早死に、若死にの意の漢語的表現です。

夭折」と「早逝」は年若くして死ぬという意味は同じです。

しかし、「夭折」が期待されていた才能が開花しないうちにという意味を含むため「早逝」とは異なります。

「夭折」と「早世」の違い

早世」は若くして世を去ること。若死に。早死に。(例:早世した天才画家。)

という意味です。

早世」は「早逝」と同義です。

夭折」との違いは、「夭折」が期待されていた才能が開花しないうちにという意味を含むのに対し、「早世」にその意味が含まれないため異なります。