【二字熟語】
擁立
【読み方】
ようりつ
【意味】
擁護して帝王などの位に即かせること。また、即かせようとしてもりたてること。
【語源・由来】
「擁」は「まもる。たすける。」
「立」は「ある地位に就かせる。」
【類義語】
応援、支持
【対義語】
打倒
擁立(ようりつ)の使い方
ともこちゃん。生徒会長に立候補するんだね。
他の生徒から擁立されたのよ。
ともこちゃんが生徒会長になったら、この学校は楽しくなる?
土日も登校したくなるくらい楽しい学校にするわよ。
擁立(ようりつ)の例文
- 自分たちの派閥から総裁を擁立する。
- 彼自身は出馬しなかったが、息のかかった候補を擁立した。
- 知事選に独自候補の擁立はしない考えを示した。
- 後継者の長男が無能なため、家臣たちの賛意を得ることができず、ほかの兄弟を擁立することもあった。
- 擁立されてこの地位についたが、自分では臨時のものだと考えている。
「擁立」と「推挙」の違いは?
「擁立」に似ている語に「推挙(すいきょ)」があります。
「推挙」は、「ある官職・仕事に適当な人だとしてすすめること。推薦。」という意味です。
「擁立」も「推挙」も、推薦するという意味があります。
しかし「擁立」は、主に政治で使われる表現で、ある地位に即かせるためにもりたてることをいいます。
対して「推挙」は、幅広く、ふさわしい人を推薦することをいます。