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「進退」の意味と使い方や例文!「進退を決する」とは?(類義語)

【二字熟語】
進退

【読み方】
しんたい

古くは「しんだい」とも読んだ。

【意味】
①進むことと退くこと。動くこと。
②身を動かすこと。立ち居振る舞い。
③職を辞めるかとどまるかという、身の去就。
④心のままに扱うこと。自由に支配すること。

【語源・由来】
「進」は「前にすすむ。すすめる。」
「退」は「後ろに下がる。しりぞく。しりぞける。」

【類義語】
去就、進路

進退(しんたい)の使い方

健太
食料は底をつき、疲労困憊、進退窮まったね。
ともこ
救助はいつ来るのかしらね。
健太
遭難してから何日経ったのかな。それすら分からないよ。
ともこ
最後まであきらめず、ここにいることを伝える術を考えましょう。

進退(しんたい)の例文

  1. 誰が社長になっても同じだから、社長の進退には興味がない。
  2. 進退は明らかにしていないが、引退するのではと言われている。
  3. 仕事を失い、病を得て進退窮まった。
  4. 大臣の進退を問う声が高まっています。
  5. 進退ここに極まって、両手を上げてお手上げのポーズをした。

「進退を決する」とは?

進退」を用いた表現の一つに「進退を決する(しんたいをけっする)」があります。

進退を決する」の「決する」とは、

①はっきりときまる。また、きめる。
②堤防が切れて水が流れ出る。また、堤防を破って水を流し出す。

という意味です。

進退を決する」とは、進むか退くか決めることをいい、主に、身の去就を決めることを意味します。

【例文】

  1. 少し頭を冷やして冷静になって進退を決するといい。
  2. 上司から進退を決するよう言われた。
  3. 自分がしでかした行為をお詫びする意味においても潔く進退を決するべきだと思う。
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