【二字熟語】
要衝
【読み方】
ようしょう
【意味】
軍事・交通・産業のうえで大切な地点。要所。
【語源・由来】
「要」も「衝」も「大切なところ。かなめ。」
敵の攻め来るのを防ぐ要害の場所という意味から。
【類義語】
要所
要衝(ようしょう)の使い方
江戸時代に整備された宿場町は、要衝として発展してきたんだよね。
宿場町だったところは、今も栄えている所が多いわよね。
リニアが開通したら、宿場町は衰退するね。
通過するだけになってしまうかもしれないわね。
要衝(ようしょう)の例文
- 交通の要衝として古来から発展してきた。
- 大昔から大陸との交通の要衝に位置したその町には、様々な遺跡が残っている。
- ここは軍事上の要衝というわけではないし、資源があるわけでもないのでさびれてしまっています。
- 宮城県名取市は、空港があり、交通の要衝となっています。
- 米原は鉄道の要衝です。
「要衝」と「要所」の違いは?
「要衝」に似ている語に「要所(ようしょ)」があります。
「要所」は、
①重要な地点・場所。
②大切な箇所。
という意味です。
「要衝」を辞書で調べると、意味に「要所」と書いてあり類義語といえます。
しかし、「要衝」には、敵の攻め来るのを防ぐ要害の場所という、軍事拠点という意味がある点が違います。