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「余波」の意味と使い方や例文!「余波が及ぶ」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
余波

【読み方】
よは

【意味】
①風がおさまった後もなお残って立つ波。
②物事が終わった後もなお周囲に及ぼす影響。

【語源・由来】
風がおさまった後もなお残って立つ波の意から。

【類義語】
なごり、あおり、余勢

【対義語】
前触れ、前兆

余波(よは)の使い方

健太
アニメがヒットした余波で、アニメの舞台となった土地が聖地になってファンが殺到しているんだって。
ともこ
すごい経済効果なんでしょうね。
健太
億単位らしいよ。
ともこ
下手な町おこしよりもすごいわね。

余波(よは)の例文

  1. ロシアとウクライナの戦争の余波で、原油など主要原材料価格が急騰した。
  2. 円安の余波を受けて倒産した。
  3. 大型台風の余波で海が荒れています。
  4. 地震の余波で公共交通機関が混乱しています。
  5. 代助が此所へ呼ばれたのは、個人的に此所の主人や、此英国人夫婦に関係があるからではない。全く自分の父と兄との社交的勢力の余波で、招待状が廻つて来たのである。(夏目漱石、それから)

「余波が及ぶ」とは?

余波」を用いた表現の一つに「余波が及ぶ(よはがおよぶ)」があります。

余波が及ぶ」とは、物事に影響を与えることをいいます。

【例文】

  1. 決して対岸の火事ではなく、この国にも彼が米国大統領に選ばれた余波が及ぶだろう。
  2. 幅広い業界に銀行倒産の余波が及んだ。