【二字熟語】
友愛
【読み方】
ゆうあい
【意味】
兄弟・友人の間の親しみ。 また、他に対して深い思いやりをもつさま。
【語源・由来】
「友」は「ともだち。」
「愛」は「かわいがりいつくしむ。思いこがれる。いとおしいと思う気持ち。」
【類義語】
友情、友誼
友愛(ゆうあい)の使い方
オリンピックは、友愛、美徳、敬意を中心的価値観にしているんだって。
感染症の世界的な蔓延で、オリンピックの存在意義が問われたわよね。
友愛っていうよりも、一部の人の利益のためにやっている感じだったよ。
今回、世界の人々に生じた疑念が大きくなったら、オリンピックの未来に影響を与えることになるわよね。
友愛(ゆうあい)の例文
- 友愛の精神を大事にする。
- 友愛に満ちた態度をとる。
- 平和のため、友愛の関係を世界各国と結ぶ必要がある。
- ハマナスの花は、友愛を象徴している。
- 彼とは友愛の絆で結ばれている。
「友愛」と「親愛」「友情」「愛情」の違いは?
「友愛」に似ている語に「親愛(しんあい)」「友情(ゆうじょう)」「愛情(あいじょう)」があります。
「友愛」と「親愛」の違いは?
「親愛」は、「人に親しみと愛情をもっていること。また、そのさま。」という意味です。
「友愛」も「親愛」も、親しみや他に対する思いやりという意味があります。
しかし「友愛」は、主に、友人や兄弟への親しみをいう点が「親愛」と違います。
「友愛」と「友情」の違いは?
「友情」は、「友達の間の情愛。友人としてのよしみ。」という意味です。
「友愛」も「友情」も、友達として相手を温かく思いやる気持ちをいいます。
しかし「友情」は、個人と個人の間の親しみや思いやりをいうのに対して、「友愛」は人類愛のような広い意味を含む点が違います。
「友愛」と「愛情」の違いは?
「愛情」は、
①深く愛し、いつくしむ心。
②(性愛の対象として)特定の相手を恋い慕う心。
という意味です。
「友愛」も「愛情」も、他に対する深い思いやりをいいます。
しかし「友愛」は、兄弟や友人間の親しみのほかに、人類愛という意味を含みます。
対して「愛情」は、家族や友人、恋人に対して向けられる感情であり、人類愛という意味がない点が違います。
また「愛情」には、性愛の対象として特定の相手を恋い慕う心という意味がありますが、「友愛」にその意味はありません。