【二字熟語】
慚愧
「慙愧」とも書く。
【読み方】
ざんき
中世には「ざんぎ」と読んだ。
【意味】
①心から恥じ入ること。
②悪口をいうこと。
【語源・由来】
「慚」は「はじる。はずかしく思う。はじ。」
「愧」は「はずかしめる。はじる。はじ。」
【類義語】
忸怩、恥じ入る、自責
【対義語】
無慚、無愧
慚愧(ざんき)の使い方
選手のメダルを噛んだ市長が、私の不徳の致すところであり慚愧の念に堪えませんって謝罪していたよ。
市に抗議の電話が殺到したらしいわね。
当事者で解決するべきことであって、まわりが騒ぐことじゃないのにね。
電話応対した市役所職員がかわいそうね。
慚愧(ざんき)の例文
- 浅はかだった昔の自分を思い出して慚愧する。
- 不徳の致すところで、誠に慚愧に堪えない。
- 慚愧の念を催す。
- このような不祥事を起こしてしまい慚愧の念に堪えない。
- ともこちゃんは慚愧のために顔を赤くした。
「慚愧に堪えない」「慚愧の念」とは?
「慚愧」は、謝罪会見などで「慚愧に堪えない」「慚愧の念」という使い方をされます。
「慚愧に堪えない」とは?
「慚愧に堪えない」とは恥ずかしく思い反省することです。
過去に自分がとった行動が見苦しいものであったと反省することをいいます。
【例文】
- このような事態になり、心からおわびするとともに慚愧に堪えない。
- 県民皆様の批判は忸怩たる思いで慚愧に堪えない。
「慚愧の念」とは?
「慚愧の念」は「自分の過去の過ちや言動などを反省して、恥ずかしく感じる気持ち」という意味です。
【例文】
- このような不祥事を起こしたことに慚愧の念に堪えません。
- 慚愧の念に苛まれる。
- 上司として見抜けなかったことは慚愧の念に堪えません。