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「恥辱」の意味と使い方や例文!「侮辱」「屈辱」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
恥辱

【読み方】
ちじょく

【意味】
体面・名誉などを傷つけること。はずかしめ。

【語源・由来】
「恥」は「はじる。はじ。」
「辱」は「体面を傷つけ、くじけた気持ちにさせる。はずかしめ。はじ。」

【類義語】
屈辱

【対義語】
名誉、栄誉

恥辱(ちじょく)の使い方

ともこ
健太くん。背中を怪我したの?
健太
そうなんだよ。後ろにも目があれば避けられたのにね。
ともこ
背中の傷は武士の恥辱だったんだって。
健太
確かに、背後をとられるなんて恥ずかしいよね。

恥辱(ちじょく)の例文

  1. 彼から受けた恥辱は一生忘れない。
  2. 土下座を強要されたのは恥辱だった。
  3. 味わった恥辱を百倍にして返す。
  4. 恥辱感に包まれた。
  5. 健太くんと対等に置かれるなんて恥辱だ。

「恥辱」と「侮辱」「屈辱」との違いは?

恥辱」に似ている語に「侮辱(ぶじょく)」「屈辱(くつじょく)」があります。

「恥辱」と「侮辱」の違い

侮辱」は、相手を軽んじ、はずかしめること。見下して、名誉などを傷つけること。

恥辱」は、はずかしめのことをいいますが、「侮辱」は、相手をはずかしめることをいう点が違います。

また、「侮辱」には、相手をあなどる、見下すという意味がありますが、「恥辱」にはありません。

「恥辱」と「屈辱」の違い

屈辱」は、屈服させられて恥ずかしい思いをさせられること。はずかしめられて、面目を失うこと。

という意味です。

恥辱」と「屈辱」は、体面や名誉を損なうことという意味は同じです。

しかし、「屈辱」は、抑えつけられて恥を受けることをいい、「恥辱」よりも名誉を損なう度合いが強いです。