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「残念」の意味と使い方や例文!「無念」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
残念

【読み方】
ざんねん

【意味】
①もの足りなく感じること。あきらめきれないこと。また、そのさま。
②悔しく思うこと。また、そのさま。無念。
③俗に、すぐれた素質や長所などをもちながら、それが発揮できなかったり、相殺されるほどの大きな短所を併せもったりしているさま。また、単に、良くないさま。

【語源・由来】
「残」は「あとにのこる。」
「念」は「思い詰めた考えや気持ち。思い。」

【類義語】
心残り、遺憾

【対義語】
歓喜、満足

残念(ざんねん)の使い方

ともこ
健太くん。くじ引きの結果は?
健太
残念賞だったよ。
ともこ
残念賞も何かもらえるの?
健太
ポケットティッシュ一個だよ。

残念(ざんねん)の例文

  1. ともこちゃんに会えなくて残念だった。
  2. 残念なことをしてくれた。
  3. 残念ながらこれで解散だ。
  4. 彼の死を残念に思う。
  5. 残念でしたね。またどうぞ。

「残念」と「無念」の違いは?

残念」に似ている語に「無念(むねん)」があります。

無念」は、
①仏語。妄念のないこと。迷いの心を離れて無我の境地に入り、何事も思わないこと。正念。
②くやしいこと。また、そのさま。

という意味です。

残念」も「無念」も、悔しい気持ちをいいます。

しかし「残念」には、「もの足りなく感じること。あきらめきれないこと。」、「すぐれた素質や長所などをもちながら、それが発揮できなかったり、相殺されるほどの大きな短所を併せもったりしているさま。」という意味がありますが、「無念」にそのような意味はありません。

また、「無念」には、仏教の言葉で、「妄念のないこと。迷いの心を離れて無我の境地に入り、何事も思わないこと。正念。」という意味がありますが、「残念」にその意味はありません。