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「前途」の意味と使い方や例文!「前途多難」「前途洋々」とは?(類義語)

【二字熟語】
前途

【読み方】
ぜんと

【意味】
①行く道のり。ゆくて。前程。
②ゆくすえ。将来。

【語源・由来】
「前」は「空間的にまえの方。進んでいく方向。」
「途」は「みち。みちすじ。」

【類義語】
将来

前途(ぜんと)の使い方

健太
切符が無効になっちゃったよ。
ともこ
途中下車して改札を出たのね。
健太
そうなんだ。知らなかったんだ。
ともこ
下車前途無効って切符に書いてあるわよ。

前途(ぜんと)の例文

  1. 前途有望な青年を戦地に送るわけにはいかない。
  2. 完成までは前途遼々だから気長にやろう。
  3. 新会社の前途を祝して乾杯!
  4. 健太くんの前途に難関が立ちはだかった。
  5. 前途ある若者にそんなひどいことを言ってはいけない。

「前途多難」「前途洋々」とは?

前途」を用いた表現に「前途多難(ぜんとたなん)」「前途洋々(ぜんとようよう)」があります。

「前途多難」とは?

前途多難」とは、将来に多くの困難が待ち受けていることという意味です。

【類義語】
・前途遼遠(ぜんとりょうえん)
・暗雲低迷(あんうんていめい)

【対義語】
・前程万里(ぜんていばんり)
・前途有望(ぜんとゆうぼう)
・前途洋洋(ぜんとようよう)

【例文】

  1. リーグ開幕から連敗で、前途多難の船出を強いられた。
  2. この人探しは前途多難になりそうだった。

「前途洋々」とは?

前途洋々」とは、将来の可能性が広く開け、希望に満ち溢れていることをいいます。

【類義語】
・少壮気鋭(しょうそうきえい)
・少壮有為(しょうそうゆうい)
・前程万里(ぜんていばんり)
・前途有望(ぜんとゆうぼう)
・前途多望(ぜんとたぼう)
・前途有為(ぜんとゆうい)
・有為多望(ゆういたぼう)
・鵬程万里(ほうていばんり)

【対義語】
・前途多難(ぜんとたなん)
・前途遼遠(ぜんとりょうえん)

【例文】

  1. 初出演した映画がヒットし、彼女のデビューは前途洋々たるものとなった。
  2. 健太くんには、前途洋々たる未来が開けている。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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