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「賜物」の意味と使い方や例文!「努力の賜物 」は目上に失礼?(類義語)

【二字熟語】
賜物

【読み方】
たまもの

【意味】
①恩恵や祝福として与えられたもの。たまわりもの。
②あることの結果として現れたよいもの、または事柄。成果。

【語源・由来】
「賜」は「上位の者が下位の者に物などを与える。たまう。たまわる。たまもの。」
「物」は「もの。有形・無形で存在しているすべてのもの。」

【類義語】
恩恵

賜物(たまもの)の使い方

ともこ
校内バスケットボール大会で優勝できて良かったわね。
健太
練習の賜物だね。
ともこ
遅くまで残って練習していたもんね。
健太
努力が実ってよかったよ。

賜物(たまもの)の例文

  1. 成功は努力の賜物です。
  2. この豊漁は海からの賜物だ。
  3. 私の今日あるのは、彼の援助の賜物だ。
  4. エジプトはナイルの賜物です。
  5. 雨は天からの賜物です。

「努力の賜物 」は目上に失礼?

賜物」は、「努力の賜物」という表現で使われます。

努力の賜物」とは、努力によって得た良い結果をいいます。

努力」は、ある目的のために力を尽くして励むことをいいます。

賜物」の「」は、「上位の者が下位の者に物などを与える。」という意味なので、目上の人に対して使うのは失礼にあたります。

一般的に立場が上の人が、目下の人に対して成果や努力を褒めるときに使われます。

そのため、「この成果は努力の賜物ですね。」と目上の人に対して言うことはできません。

【例文】

  1. 偶然の賜物ではなく、努力の賜物です。
  2. 合格は努力の賜物です。
  3. プロジェクトの成功は、努力の賜物です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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