【二字熟語】
寡黙
【読み方】
かもく
【意味】
口数が少ないこと。また、そのさま。
【語源・由来】
「寡」は「少ない。」
「黙」は「声・言葉を出さない。だまる。」
【類義語】
無口、朴訥、沈黙
【対義語】
多弁、饒舌、能弁
寡黙(かもく)の使い方
健太くん。何かしゃべってよ。
しゃべってと言われても、何も思いつかないよ。
寡黙な健太くんと一緒に食事をするとつまらないわ。
寡黙な性分でごめんよ。
寡黙(かもく)の例文
- 健太くんは寡黙の人だ。
- ともこちゃんが、急に寡黙になった。
- 自分の過去の話になると、健太くんは寡黙になる。
- ともこちゃんは昔は寡黙だったが、今は饒舌だ。
- 議員は失言を避けるために、寡黙であるべきだ。
「寡黙な人」は褒め言葉?
「寡黙」は、「寡黙な人」という表現で使われることが多いです。
「寡黙な人」は、一般的に、余計なことを言わない、いつも冷静で落ち着いている人をいいます。
「寡黙な人」には、相手の話を落ち着いて聞き、じっくり考え、合理的な判断をし、仕事がよくできる人が多いため、褒め言葉で使われます。
しかし、中には、コミュニケーションが苦手という「寡黙な人」もいます。
この場合、何を考えているのか分からないとっつきにくい印象を与え、悪い意味で使われます。
「寡黙な人」を褒め言葉として使う場合は、きちんと良い意味であることを相手に伝えたほうが無難です。