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「匹敵」の意味と使い方や例文!「相当」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
匹敵

【読み方】
ひってき

【意味】
①ちょうど同じくらいであること。つりあうこと。
②対等の相手。
③つれあい。配偶者。

【語源・由来】
「匹」は「対になる相手。」
「敵」は「対等に張り合う。」

【類義語】
同等、互角、相当、比肩、対等

【対義語】
懸絶、雲泥

匹敵(ひってき)の使い方

ともこ
健太くん。たくさん食べたわね。
健太
満腹中枢がおかしくなったのかな。
ともこ
平均的な国民一人の年間消費量に匹敵する量よ。
健太
そんなに食べたんだね。

匹敵(ひってき)の例文

  1. 彼はともこちゃんの学力に匹敵する。
  2. 犠牲者は、我が市の人口に匹敵するという。
  3. 主人公に匹敵する重要な役だ。
  4. このホテルの珈琲一杯は、ランチ代一食分に匹敵する。
  5. それは国家予算に匹敵する額だ。

「匹敵」と「相当」の違いは?

匹敵」に似ている語に「相当(そうとう)」があります。

相当」とは、

①価値や働きなどが、その物事とほぼ等しいこと。それに対応すること。
②程度がその物事にふさわしいこと。また、そのさま。
③かなりの程度であること。また、そのさま。
④物事の程度が普通よりはなはだしいさま。かなり。

という意味です。

匹敵」は、比べてみて程度や価値が同等であることをいいます。

対して「相当」は、程度や価値のほか、役割が似ているときにも使います。

また、「相当」には、程度がはなはだしいという意味がありますが、「匹敵」にその意味はありません。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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