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「同情」の意味と使い方や例文!「同感」「共感」「憐れみ」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
同情

【読み方】
どうじょう

【意味】
他人の身の上になって、その感情をともにすること。特に他人の不幸や苦悩を、自分のことのように思いやっていたわること。

【語源・由来】
「同」は「建物の土台。」
「情」は「ともにする。いっしょに。」

【類義語】
慈悲、お情け、同調、共感、擁護、有情

【対義語】
無情、批判、反発

同情(どうじょう)の使い方

ともこ
健太くんの友達は、今大変みたいね。
健太
自業自得で同情の余地はないよ。
ともこ
冷たいなあ。
健太
彼のせいで僕もどれだけ大変だったことか。

同情(どうじょう)の例文

  1. 難民に同情する。
  2. 同情を寄せる。
  3. みんなからの同情が集まった。
  4. 同情を禁じ得ない。
  5. 心から同情申し上げます。

「同情」と「同感」「共感」「憐れみ」の違いは?

同情」に似ている語に「同感(どうかん)」「共感(きょうかん)」「憐れみ(あわれみ)」があります。

「同情」と「同感」の違いは?

同感」は、同じように感じること。その意見や考えに賛成であること。また、そのような意見や考え。

という意味です。

同感」は、「私も同感だ」のように、同じ意見であること、賛成であることをいいます。

対して「同情」は、多くは不幸な境遇の人に対して使い、同じように心を痛め、思いやることを言うので意味が違います。

「同情」と「共感」の違いは?

共感」は、他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。また、その気持ち。

という意味です。

共感」は、「彼の意見に共感する」のように、他人の意見や感情に納得し共鳴すること、賛同することをいいます。

対して「同情」は、多く、不幸な境遇にある他人の身の上になって、その感情をともにし、支援することをいうので意味が違います。

「同情」と「憐れみ」の違いは?

憐れみ」は、「かわいそうに思う心。慈悲。同情。」という意味です。

同情」と「憐れみ」は、他人の気持ちや境遇を察し、かわいそうに思うことという意味で、ほぼ同義です。

しかし、「同情」の方が、相手の身になって考える程度が強いです。

また、「同情」は、自分よりも目上の人に対して抱くことがありますが、「憐れみ」は、目下の人に対して使います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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