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「基盤」の意味と使い方や例文!「基板」との違いは?(類義語)

基盤の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
基盤

【読み方】
きばん

【意味】
物事を成立させるための基礎となるもの。土台。

二字熟語の博士
「基盤」という言葉は、物事がうまくいくために必要な基礎や土台のことを指しているんだよ。

これがしっかりしていないと、上に築いたものはすぐに崩れてしまうんだ。

助手ねこ
なるほどな!基盤って、それはもう、家を建てるときの土台みたいなもんやな。

土台がしっかりしてなかったら、上に立つ家もグラグラや!基盤がしっかりしてないと、何をやってもうまくいかへんわけやな。これ、大事なことやで、基盤をしっかりせなあかんねんな。

【語源・由来】
「基」は「建物の土台。」
「盤」は「支えとなる堅い土台。」

【類義語】
基礎、根底、土台

基盤(きばん)の解説

カンタン!解説
解説

「基盤」という言葉は、何かを作るときや、何かを始めるときに一番最初に必要な土台や基礎のことを指すんだ。

例えば、「生活の基盤を固める」というのは、毎日の生活を安心して送ることができるように、基本的なことを整えることを言うんだ。たとえば、収入を安定させたり、健康を管理したり、友人や家族との良好な関係を築いたりすること全てが、生活の基盤を形作る要素となるんだよ。

次に、「基盤整備」っていう言葉は、基盤を整える、つまり基礎を作ったり、強化したりすることだよ。これは例えば、会社が新しい事業を始める時に、リサーチをしたり、資金を集めたり、計画を立てたりすること。これらの準備が整った上で初めて、事業はスムーズに進むことができるんだ。

だから、「基盤」という言葉は、何かを成立させるための大切な土台や基礎のことを表しているんだね。

基盤(きばん)の使い方

健太
大きな地震があったね。
ともこ
雪が降る中、支援物資をもらうために並んでいる子供たちの映像がニュースで流れていたわ。
健太
政府には、被災地の生活基盤の復旧を急いでほしいね。
ともこ
明日は我が身。他人事じゃないわよね。

基盤(きばん)の例文

例文
  1. 経営の基盤を固める。
  2. 生活の基盤を失う。
  3. 成立の基盤を揺るがしかねない。
  4. 民主政治の基盤が失われる。
  5. 選挙の支持基盤を広げよう。

基盤の文学作品などの用例

  1. ・・・く大きな経済的社会的基盤となった。というのは「うちの息子は学問が・・・ 宮本百合子新しいアカデミアを

  2. ・・・も、文化現象の社会的基盤の分析がまず行われてきました。田辺哲学の・・・ 宮本百合子新しい抵抗について

  3. ・・・的だった文学の階級的基盤の解釈なりに、プロレタリア文学もやっぱり・・・ 宮本百合子あとがき(『宮本百合子選集』第六巻)

「基盤」と「基板」の違いを解説

基盤」と同じ読み方の語に「基板」があります。

基板」は、集積回路などに作り上げるための、回路素子を組み込んだり、プリント配線をしたりした板。プリント基板・シリコン単結晶板などがある。プリント回路板。

という意味です。

基盤」は、物事の基礎となっているものをいいます。対して「基板」は、電気回路が組み込まれた板をいうので意味が違います。

二字熟語の博士
「基盤」と「基板」の二つの言葉は似ているけれど、意味は大きく異なるんだよ。「基盤」は物事の基礎となるもの、つまり、何かを作るための土台や基礎のことを指すんだ。例えば、会社を立ち上げるための基礎的な計画や、家を建てるための土地などがこれに当たる。

一方、「基板」は電子工学の領域で使われることが多く、回路素子を取り付けたり、配線を施した板のことを言うんだ。コンピューターの中や他の電子機器の内部にある、シリコン単結晶板やプリント回路板が「基板」の例だね。

助手ねこ
ええっと、ようするに、「基盤」は、何かを立てるための土台や、物事のスタート地点のようなもんやな。例えば、家を建てる時の地面のような感じか。

ほんで、「基板」は、電子機器の中のあれやな、色んな部品がくっついてる板のこと。テレビの中とか、ラジオの中にあるやつ。うんうん、名前は似てるけど、全然ちゃうものやね。

インターネット上で、「基盤」とするところを、誤変換で「基板」となっていることがあるので気を付けましょう。