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「把持」の意味と使い方や例文!「把握」「保持」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
把持

【読み方】
はじ

【意味】
①しっかりと持つこと。かたく握り持つこと。
②心理学で、記憶痕跡が存続していること。一度記憶したことが潜在的に残っていること。

【語源・由来】
「把」は「しっかりと手中に握る。とる。」
「持」は「手にもつ。」

【類義語】
保持、把握、掌握 など(文脈による)

「把持」の意味を簡単にいうと

「把持」は、しっかり持つこと・かたく握り持つことです。物を手でつかむ場面だけでなく、「権力を把持する」のように、比喩的に自分の勢力下に置いたり、ある態度を保ったりする文脈にも使われます。

心理学では、一度記憶したことが痕跡として残っていることをいい、この意味では「保持」と同義です。

語 意味の中心
把持 しっかりつかみ持つ/心理学で記憶が残ること
把握 しっかりつかむ/物事を十分に理解する
保持 ある状態・物などを保ち続ける/心理学で把持

把持(はじ)の使い方

健太
このロボットハンドは、形の違う物でもつかめるんだね。
ともこ
対象物を安定して把持できるように設計されているのね。

把持(はじ)の例文

  1. 権勢を把持する。
  2. 装置が対象物を安定して把持できるかを試験する。
  3. いろんな形状に対応して、吸着や把持が可能なロボットハンドを開発した。
  4. 組織の主導権を長く把持してきた。
  5. 議論の間も冷静な態度を把持した。

「把持」と「把握」「保持」との違いは?

「把持」に似ている語に「把握(はあく)」「保持(ほじ)」があります。

「把持」と「把握」の違いは?

「把握」は、
①しっかりとつかむこと。手中におさめること。
②しっかりと理解すること。

という意味です。

「把持」も「把握」も、しっかりと持つことをいいます。

しかし、「把握」には、しっかり理解することという意味がある点が「把持」と違います。

「把持」と「保持」の違いは?

「保持」は
①保ちつづけること。持ちつづけること。
②心理学で、記憶痕跡が存続していること。一度記憶したことが潜在的に残っていること。把持 (はじ) 。

という意味です。

「把持」と「保持」は、「心理学で、記憶痕跡が存続していること。一度記憶したことが潜在的に残っていること。」という意味が同じです。

一般的な用法では、「把持」はしっかりつかみ持つことに重点があり、「保持」はある状態や物を保ち続けることに重点があります。

ただし、心理学の記憶に関する用語では「把持」と「保持」は同じ意味で使われます。

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ABOUT US
北澤篤史漢字熟語・二字熟語の専門家
漢字熟語・二字熟語の意味や使い分けを研究・解説する専門家。ことわざ学会理事、2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(いずれも講談社)がある。
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