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「楽勝」の意味と使い方や例文!「圧勝」「余裕」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
楽勝

【読み方】
らくしょう

【意味】
①楽に勝つこと。
②たやすく行えること。簡単なこと。

【語源・由来】
楽に勝つ意。

【類義語】
大勝、圧勝、快勝

【対義語】
惨敗、辛勝

楽勝(らくしょう)の使い方

ともこ
健太くん。明日は大事な試合でしょう?早く帰って休まなくていいの?
健太
格下の相手で楽勝だから大丈夫。
ともこ
なめてかかると痛い目を見るわよ。
健太
毎日、他のチームの三倍は練習しているんだから大丈夫だよ。

楽勝(らくしょう)の例文

  1. 大差で楽勝する。
  2. 今回の試験は楽勝だったよ。
  3. 序盤からリードして楽勝ムードだった。
  4. 楽勝の予定が辛勝だった。
  5. こんな仕事は楽勝です。

「楽勝」と「圧勝」「余裕」との違いは?

楽勝」に似ている語に「圧勝(あっしょう)」「余裕(よゆう)」があります。

「楽勝」と「圧勝」の違いは?

圧勝」は、「競技・選挙などで、他を大きく引き離して一方的に勝つこと。また、そのような勝ち方。」という意味です。

楽勝」も「圧勝」も、大きく差をつけて勝つことをいいます。

楽勝」は、苦戦をせずに楽に勝つこと、「圧勝」は、圧倒的な強さで勝つことをいいます。

両語とも、強さ、実力の面で、相手よりずっと上の場合に使われるため、ほぼ同じ意味です。

楽に勝つか、圧倒的な強さで勝つかの違いです。

楽勝」と「余裕」の違いは?

余裕」は、
①必要分以上に余りがあること。また、限度いっぱいまでには余りがあること。
②ゆったりと落ち着いていること。心にゆとりがあること。

という意味です。

楽勝」は、苦戦をせずに楽に勝つことをいいます。

対して「余裕」は、必要分以上に余りがあることや心にゆとりがあることをいうので意味が違います。

余裕で勝つ」という表現で使うと「楽勝」に近い意味になります。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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