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「衰亡」の意味と使い方や例文!「滅亡」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
衰亡

【読み方】
すいぼう

【意味】
次第に衰え滅びること。衰滅。

【語源・由来】
「衰」は「物事の勢いや力が弱くなる。」
「亡」は「存在していたものがなくなる。」

【類義語】
破滅、滅びる

【対義語】
栄華、勃興、興隆

衰亡(すいぼう)の使い方

ともこ
健太くんの家は、かつてはお金持ちだったのよね。
健太
昔はね。おじさんが事業に失敗してから衰亡の一途をたどってこの有様だよ。
ともこ
健太くんの力で勃興すればいいじゃないの。
健太
僕の力で何とかなるなら、一族の優秀な誰かがとっくに何とかしているよ。

衰亡(すいぼう)の例文

  1. 国家が衰亡する。
  2. 繁栄と衰亡を繰り返す。
  3. この戦いに敗れたことで衰亡を続け滅亡した。
  4. その事件が帝国衰亡の要因になった。
  5. この国の衰亡は目に見えて明らかだった。

「衰亡」と「滅亡」の違いは?

衰亡」に似ている語に「滅亡(めつぼう)」があります。

滅亡」は、「ほろびること。絶えてなくなってしまうこと。」という意味です。

衰亡」も「滅亡」も、続いてきたものが絶えてなくなることをいいます。

主に、国、民族、一族など、大きな組織が絶えて存在しなくなることに対して使われます。

両語は、ほぼ同じ意味で使われますが、「衰亡」は、勢力が衰えてなくなってしまうという意味が含まれる点が「滅亡」と違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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