姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「寸評」の意味と使い方や例文!「総評」「短評」「講評」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
寸評

【読み方】
すんぴょう

【意味】
ごく短い批評。また、それを文章に表したもの。

【語源・由来】
「寸」は「ごくわずか。」
「評」は「物のよしあしをはかる。品定めをする。」

【類義語】
コメント、レビュー

寸評(すんぴょう)の使い方

健太
編集者に原稿を持ち込んでみたんだよ。
ともこ
どうだった?
健太
忙しいだろうに、寸評を加えて送り返してくれたんだよ。
ともこ
読んでもらえてよかったわね。

寸評(すんぴょう)の例文

  1. 寸評を加える。
  2. そのエッセイについての寸評を書く。
  3. 受賞作すべてに寸評が掲載された。
  4. 寸評でも選考委員の言葉は参考になる。
  5. 僕の作品に、直木賞作家の大先生が寸評を寄せてくれた。

「寸評」と「総評」「短評」「講評」の違いは?

寸評」に似ている語に「総評(そうひょう)」「短評(たんぴょう)」「講評(こうひょう)」があります。

「寸評」と「総評」の違いは?

総評」は、
①全体にわたって批評すること。また、その内容。
②《「日本労働組合総評議会」の略称》昭和25年(1950)7月、産別会議・全労連に対抗し、組合主義の立場で結成された労働組合の全国的中央組織。その後戦闘性を強め、労働運動の中心的存在となった。平成元年(1989)連合の発足により解散。

という意味です。

総評」と「寸評」は、批評という意味は同じです。

寸評」は、ごく短い批評やそれを文章に表したものをいいます。

対して「総評」は、全体にわたって批評することをいうので意味が違います。

「寸評」と「短評」の違いは?

短評」は、「短くまとめた批評。寸評。」という意味です。

なので、ごく短い批評をいう「寸評」と「短評」は同じ意味です。

「寸評」と「講評」の違いは?

講評」は、「指導的な立場から、理由などを述べながら批評を加えること。また、その批評。」という意味です。

講評」と「寸評」は、批評という意味は同じです。

しかし「寸評」は、ごく短い批評やそれを文章に表したものをいいます。

対して「講評」は、指導的な立場から、理由などを述べながら批評を加えることをいうので意味が違います。