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「衰退」の意味と使い方や例文!「衰亡」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
衰退

「衰頽」とも書く。

【読み方】
すいたい

【意味】
勢いや活力が衰え弱まること。衰微。凋落 (ちょうらく) 。

【語源・由来】
「衰」は「物事の勢いや力が弱くなる。」
「退」は「勢いが弱まり衰える。」

【類義語】
衰弱、衰微、弱体化

【対義語】
発展、繁盛、隆盛

衰退(すいたい)の使い方

健太
ここ数年、日本経済は衰退の一途をたどっているね。
ともこ
物価や地価が上がっているのに、給料が上がっていないのよね。
健太
頑張っても頑張っても楽にならないなんて希望がないなあ。
ともこ
私たち若者の手で政治から日本を変えましょう。

衰退(すいたい)の例文

  1. 第一次産業が衰退する。
  2. 新聞のジャーナリズムとしての機能の衰退を招いた。
  3. 産業の衰退によって人口は減少した。
  4. 政界内における彼の権力の衰退は、いよいよ深刻になった。
  5. ビデオができてから、映画は衰退していった。

「衰退」と「衰亡」の違いは?

衰退」に似ている語に「衰亡(すいぼう)」があります。

衰亡」は、「次第に衰え滅びること。衰滅。」という意味です。

衰退」は、勢いや活力が衰え弱まることをいいます。

対して「衰亡」は、衰え滅びてしまうことをいうので意味が違います。

また、「衰退」は、国や企業だけでなく個人に対して使うこともありますが、「衰亡」は、主に国や企業などに対して使われる点が違います。