【二字熟語】
邪悪
【読み方】
じゃあく
【意味】
心がねじ曲がって悪いこと。また、そのさまやそのもの。奸悪 (かんあく) 。
【語源・由来】
「邪」は「正道と食い違うこと。ねじけている。よこしま。」
「悪」は「正しくない。わるいこと。」
【類義語】
腹黒、卑劣、性悪
【対義語】
善良、神聖
邪悪(じゃあく)の使い方
健太くんは邪悪な心を持ってるわね。
何でそう思うの?
今、すごく邪悪そうな顔をしているもの。
邪悪な考えが顔に出てしまったか。
邪悪(じゃあく)の例文
- 健太くんは邪悪な心の持ち主だ。
- 邪悪な考えを行動にうつす。
- 邪悪な気配が漂っている。
- 邪悪そうな男が立っている。
- 邪悪な顔つきの健太くんには注意しよう。
「邪悪」と「悪」の違いは?
「邪悪」に似ている語に「悪(あく)」があります。
「悪」は、
①わるいこと。人道・法律などに反すること。不道徳・反道徳的なこと。
②芝居などで、敵役。
③人名・官名などに付いて、性質・能力・行動などが、あまりにすぐれているのを恐れていう意を表す。
という意味です。
「邪悪」は、不道徳で意図的な悪を強調していう語です。
対して 「悪」は、不道徳・反道徳的なわるいこと全般をいい、意図的であるとは限らない点が違います。
また「悪」には、芝居の敵役という意味や「悪代官」のように、人名・官名などに付いて、性質・能力・行動などが、あまりにすぐれているのを恐れていう意を表す点が「邪悪」と違います。