「善良」の意味と使い方や例文！「善良な市民」とは？（類義語・対義語）

【二字熟語】
善良

【読み方】
ぜんりょう

【意味】
性質のよいこと。性質がおだやかですなおなこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「善」は「行いや性質などが好ましい。よい。よいこと。」
「良」は「よい。すぐれている。好ましい。」

【類義語】
真面目、誠実、朴訥、純朴、真摯

【対義語】
邪悪、悪辣、凶悪

善良（ぜんりょう）の使い方

ここのパン屋さん、閉店してしまったの？

善良そうなおじさんが経営していたパン屋よね。

善良過ぎて、経営者に向いていなかったのかな。

邪悪な経営者が儲かって、善良な経営者が儲からない世の中は駄目よね。

善良（ぜんりょう）の例文

1. 健太くんは善良な人間です。
2. 善良な市民が犠牲になった。
3. ともこちゃんは善良で、人をだますようなことはしない。
4. 彼は、善良そうな顔つきをしている。
5. 善良な人々は、私の話を信じてくれた。

「善良な市民」とは？

「善良」を用いた表現の一つに「善良な市民」があります。

「善良な市民」の「市民」は、

①市の住民。また、都市の住民。
②近代社会を構成する自立的個人で、政治参加の主体となる者。公民。
③《(フランス)bourgeois》ブルジョアのこと。

という意味です。

「善良な市民」とは、性質が正直で温順な住民のことをいいます。

【例文】

1. 善良な市民しか参政権がないわけではない。
2. 今も殺人鬼が、善良な市民の顔をして普通に生活をしているのだ。
3. 善良な市民として捜査に協力する。