【二字熟語】
猛獣
【読み方】
もうじゅう
【意味】
肉食で、荒々しい性質の動物。
【語源・由来】
「猛」は「がむしゃらで強い。たけだけしい。」
「獣」は「けもの。けだもの。野生の動物。」
【類義語】
野獣
【対義語】
草食、妖精
猛獣(もうじゅう)の使い方
戦争中、動物園の猛獣は真っ先に毒殺されたんだって。
爆撃で猛獣が逃げ出したら大変だもんね。
人間が勝手に連れてきて檻に閉じ込めたのに、勝手に毒殺するなんてひどい話だよ。
動物の命も人間の命と同じくらい大事にされる時代が来ると良いわよね。
猛獣(もうじゅう)の例文
- 健太くんは、サーカスの猛獣使いになった。
- 猛獣が檻から逃げ出した時の訓練をする。
- 猛獣の唸り声が聞こえた。
- ともこちゃんと対峙した僕は、猛獣の前のウサギのようなものだ。
- 猛獣狩りに行くなんて野蛮だ。
「猛獣」と「野獣」の違いは?
「猛獣」に似ている語に「野獣(やじゅう)」があります。
「野獣」は、
①野生の獣類。山野に成長して人に馴れないけもの。
②野蛮で荒々しい行いをする者。
という意味です。
「猛獣」は、肉食で、荒々しい性質の動物をいいます。
対して「野獣」は、山野に成長して人に馴れないけものをいいます。
「野獣」の対義語は「家畜」です。
「野獣」は、山野に成長した獣をいうため、草食、肉食は問いません。また「猛獣」のように、あらあらしい性質とも限らない点が「猛獣」と違います。
さらに「野獣」には、「美女と野獣」のように、野蛮で荒々しい行いをする者という意味がありますが、「猛獣」にそのような意味はありません。