【二字熟語】
酩酊
【読み方】
めいてい
【意味】
ひどく酒に酔うこと。
【語源・由来】
「酩」「酊」ともに「よう。酒に酔う。」という意味。
【類義語】
大酔、酔態、狂酔、酔っ払う
【対義語】
素面、正気
酩酊(めいてい)の使い方
昨日、父さんが飲み過ぎて酩酊状態で帰ってきたんだ。
帰ってくることができてよかったわね。
それが、家にたどり着くまでに色々あったみたいなんだ。
怖くて詳細は聞けないわね。
酩酊(めいてい)の例文
- 前方から酩酊している三人組が歩いてきた。
- 酩酊していてまっすぐ歩くことができなかった。
- 暴走運転で逮捕された容疑者は、逮捕時酩酊状態だったという。
- アルコールで酩酊した状態で湖に転落したようだ。
- 梯子で飲み歩いて酩酊状態だ。
「酩酊」と「泥酔」の違い!症状はどっちがひどい?
「酩酊」に似た語に「泥酔」があります。
- 「泥酔」は、正体を失うほど酒に酔うこと。
- 「酩酊」は、ひどく酒に酔うこと。
「酩酊」「泥酔」ともに「ひどく酒に酔う」という意味ですが、正体を失っている「泥酔」の方がひどく酔っている状態を表し、両語には酔いの程度に違いがあります。
「酩酊」している状態を「酩酊状態」といいます。
「酩酊状態」は歩くことは出来るもののふらついた状態、つまり千鳥足になっている状態です。
その状態からさらに飲むと正体を失う「泥酔状態」になり、前後不覚に酔う「昏酔状態」となります。
また、両語には下記のように血中アルコール濃度にも違いがあります。
「酩酊」の酒量はビール中瓶4~6本、日本酒4~6合、ウイスキー・ダブル(約60ml)5杯といわれています。アルコールの血中濃度は0.15%~0.30%です。(※個人差あり)
「泥酔」の酒量はビール中瓶7~10本、日本酒7合~1升、ウイスキー・ボトル1本といわれています。アルコールの血中濃度は0.30%~0.40%です。(※個人差あり)