【二字熟語】
若干
【読み方】
じゃっかん
【意味】
①それほど多くはない。不定の数量。いくらか。そこばく。
②(副詞的に)多少。いささか。
【語源・由来】
「若」「干」も「いくらか。すこし。」という意味。
【類義語】
いくらか、いくばくか、少し、多少、少々、幾分
若干(じゃっかん)の使い方
このケーキ屋さんスタッフを募集しているわね。
本当だ。若干名募集だって。
若干名って、数人募集っていう意味で、若い人じゃないのよ。
うっ。何も言っていないのに勘違いしているってよく分かったね。
若干(じゃっかん)の例文
- 若干の抵抗を感じる。
- ともこちゃんは若干そんな気がしていたそうだ。
- 健太くんの話を聞いて若干の興味がわいた。
- 連日の残業のせいか若干の疲れが見えた。
- 若干の人にしか理解されない。
「若干」と「弱冠」の違いは?
「若干」と同じ読み方の語に「弱冠」があります。
「弱冠」は「年の若いこと」をいいます。古代中国で、男子二十歳を「弱」と称し、元服して冠を被ったことから「弱冠」といいました。転じて「年が若いこと」という意味になります。
「若干」はそれほど多くはないという数量を表す語なので、「弱冠」とは意味が異なります。
同じ読み方ですが、意味が全く異なるので注意しましょう。