臆面の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
臆面
【読み方】
おくめん
【意味】
気後れした顔つき。臆したようす。
何かにビビって、その顔つきや様子がそれを表してるってわけやな。
【語源・由来】
「臆」は「気おくれする。」
「面」は「人の顔。」
【類義語】
(臆面もないの類義語)厚かましい
臆面(おくめん)の解説
「臆面」っていう言葉は、怖がったり、引いたり、ためらったりするような顔つきや様子を表しているんだよ。
例えば、「臆面もなくしゃしゃり出る」という表現の、「臆面もなく」という部分は、「怖がったり、ためらったりする様子が全くなく」という意味になるよ。だから、「臆面もなくしゃしゃり出る」という表現を全体で見ると、「全くためらったり、怖がったりせずに堂々と現れる」っていう意味になるんだ。
また、「臆面もなく喋り続ける」というのは、どんな場所でも、誰の前でも、怖がらずにずっと話し続けることだね。
そして、この「臆面」という言葉の後には、「もなく」という言葉を使って、何かをせずに、という意味の打消しの言葉がよく付くんだ。つまりこれは、全く怖がらない、たじろがない、という意味になるんだ。
この言葉は、人がどんな状況でも、自分に自信を持って、怖がらないで行動する様子を表現するのに使うことが多いんだよ。自分に自信を持って、何も恐れずに行動することの大切さを教えてくれる表現なんだね。
臆面(おくめん)の使い方
臆面(おくめん)の例文
- 臆面もなくしゃしゃりでる。
- 健太くんは臆面もなく、自らをアーティストと名乗っている。
- 臆面もなく電車の中で化粧をする人が増えた。
- 臆面もなくよくそんなことが言えたもんだ。
- 臆面もなく部屋にあがりこみ、自分の部屋のようにくつろでいる。
臆面の文学作品などの用例
「臆面にも出さない」は間違い!
「臆面」を用いた「臆面にも出さない」という表現を見かけることがあります。
しかし「臆面にも出さない」は誤用です。
正しくは「臆面もない」で、気後れ・遠慮をするようすのないさまをいいます。
「臆面にも出さない」は、「噯(おくび)にも出さない」と混同した間違いだと考えられます。
「噯にも出さない」とは、「物事を深く隠して、決して口に出さず、それらしいようすも見せない。おくびにも見せない。」という意味で、「臆面もない」とは意味が違うので注意しましょう。
【例文】
・自分は天才だと臆面もなく言ってのける。
つまり、何かに気後れしている、もしくは怯えているような顔つきや態度を表現するときに使うんだよ。