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「応酬」の意味と使い方や例文!「言葉の応酬」とは?(類義語)

応酬の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
応酬

【読み方】
おうしゅう

【意味】
①互いにやり取りすること。また、先方からしてきたことに対して、こちらからもやり返すこと。
②贈られた書状や詩歌などに返事をすること。また、その返し。応答。

二字熟語の博士
「応酬」という言葉は、互いにやり取りをすること、あるいは、相手からされたことに対して自分も同じように返すことを意味するんだよ。

また、もう一つの意味として、誰かから受け取った手紙や詩に返事をすること、あるいはその返事自体を指すこともあるんだ。

助手ねこ
そやな。つまり、「お互いにやり取りすること」や「相手がしたことに対して、自分も同じことを返すこと」なんやな。

それと、誰かからもらった手紙や詩に対して、自分から返事をすることも「応酬」って言うんやな。これは、「返事」って意味もあるんやで。

【語源・由来】
「応」は「問いや呼びかけにこたえる。」
「酬」は「それ相応のお返しをする。」

【類義語】
交換、取り交わし、受け答え、回章、反駁、反論

応酬(おうしゅう)の解説

カンタン!解説
解説

「応酬」っていう言葉は、二つの意味があるんだよ。

1つ目の意味は、「互いにやり取りすること」または「先方からしてきたことに対して、こちらからもやり返すこと」だよ。たとえば、「杯の応酬が続く」っていう時は、お互いに酒を振る舞い続けるという意味になるね。また、「相手のやじに応酬する」っていう時は、相手がからかってきたり、悪口を言ったりしたときに、こちらも同じように反応して返す、という意味になるよ。

2つ目の意味は、「贈られた書状や詩歌などに返事をすること」または「その返し」だよ。「応答」とも言うんだ。これは、古代の詩や文学でよく使われた表現で、例えば、誰かが詩を送ってきたら、それに対する返答としてまた詩を書いて送り返す、というような意味に使われるよ。

だから、「応酬」っていう言葉は、文脈によって、意味が少し変わるんだね。

応酬(おうしゅう)の使い方

ともこ
昨日のテニスの試合見た?
健太
長いラリーの応酬だったね。
ともこ
手に汗握って見たわよ。
健太
ラリーの応酬は長ければ長いほどいいよね。

応酬(おうしゅう)の例文

例文
  1. ヤジに応酬して大声をあげる。
  2. 非難を応酬する。
  3. 会議では激しい議論の応酬があった。
  4. お前の知ったことかと、怒った口調で応酬した。
  5. ともこちゃんは鋭く応酬して相手をやり込めた。

応酬の文学作品などの用例

  1. ・・・にはすこぶる自然なる応酬なるべし。 答 自殺するは容易なりや否や・・・ 芥川竜之介河童

  2. ・・・とが議論になって反覆応酬されては、すなわち単なる議論としての議論・・・ 有島武郎片信

  3. ・・・地はなかったろうが、応酬に巧みな政客の常で誰にでも共鳴するかのよ・・・ 内田魯庵三十年前の島田沼南

「言葉の応酬」とは?

応酬」は、「言葉の応酬」という表現で使います。

言葉の応酬」とは、激しい議論など、互いに言葉のやりとりをすることをいいます。

複数の人々で自分の主張をぶつけあうディベートのことをいいます。

二字熟語の博士
「言葉の応酬」という表現は、互いに激しく言葉を交わすこと、特に議論や討論の場での活発な意見の交換を指しているんだよ。
助手ねこ
ああ、それはつまり、「激しい言葉のやり取り」ってことやな。お互いに意見をぶつけ合って、なかなか妥協せんという状況やな。

一触即発の雰囲気で、どっちが上手に言葉を操るかが勝負になるところやな。これは、議論が熱くなるところをイメージさせる表現やな。

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