姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「歓声」の意味と使い方や例文!「喚声」との違いは?(類義語・対義語)

歓声の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
歓声

【読み方】
かんせい

【意味】
喜びを抑えきれずに叫ぶ声。歓呼の声。

二字熟語の博士
「歓声」という言葉は、人々が喜びや興奮を感じた時に出す、大きな声や歓呼を指すんだ。

たとえば、お祭りやコンサートでの、アーティストの登場時などに聞こえるような、ファンたちの嬉しい叫び声のことを言うんだよ。

助手ねこ
ああ、それはつまり、「うれしくてたまらんから、わーっと声をあげること」ってことやな。

例えば、サッカーゴールが決まった時や、お祭りの花火が上がった瞬間の、みんなの「わぁー!」って声やな。なんか、その場のエネルギーを感じられる声やで。

【語源・由来】
「歓」は「打ち解けよろこぶ。楽しみよろこぶ。」
「声」は「人や動物が出すこえ。」

【類義語】
声援、応援

歓声(かんせい)の解説

カンタン!解説
解説

「歓声」という言葉は、人々がとても喜びや興奮を感じたときに、自然と出る大きな声を指すんだ。

これは、何かすごく嬉しいことや、驚くような出来事が起きたときに、人々が一斉に叫ぶ声のことだよ。例えばね、スポーツの試合で、お気に入りのチームが点を取ったときや、学校の運動会で友達が走ってゴールしたとき、周りの人たちが「やったー!」とか「すごい!」とか、大声で喜びを叫ぶこと。そういう時に、その声のことを「歓声」というんだ。

「歓声をあげる」とは、何かすごく嬉しい出来事や驚きの瞬間に、人々が声を大にして喜びを表現する様子を表しているよ。たとえば、学校の運動会でリレーの最後の走者がゴールラインを駆け抜けた瞬間や、お祭りで打ち上げられる花火の美しさに魅了されたとき、人々が自然と出す声のことを表現しているんだ

だから、「歓声」という言葉は、人々が共有する大きな喜びや驚きを、声に出して表現する瞬間を表しているんだね。

歓声(かんせい)の使い方

ともこ
映画館って歓声を上げたい時に静かにしないといけないから困るわよね。
健太
その点、家だと自由に見ることができるね。
ともこ
最近、歓声を上げてもいい映画があるみたいなのよ。
健太
それはいいね。ぜひ見てみたいな。

歓声(かんせい)の例文

例文
  1. 勝利の歓声をあげる。
  2. 選手たちの到着と同時に観衆から大歓声があがった。
  3. 公園に子供たちの歓声がこだまする。
  4. ゴールが決まって、スタジアムは歓声に包まれた。
  5. ひいきチームの優勝で歓声をあげる。

歓声の文学作品などの用例

  1. ・・・しげに手を拍ち、高く歓声を放ちて、いっせいに砂山の麓なる家路のほ・・・ 国木田独歩たき火

  2. ・・・男爵は、歓声に似た叫びをあげた。「君は、君は、はっきりそう思うか・・・ 太宰治花燭

  3. ・・・、卵を産む度に家中に歓声が挙り、書きたてたらきりの無いほど、・・・ 太宰治家庭の幸福

「歓声」と「喚声」の違いを解説

歓声」と同じ読み方の語に「喚声」があります。

喚声」は、興奮したり驚いたりしたときに発する叫び声をいいます。

歓声」も「喚声」も叫び声ですが、「歓声」は、喜んだとき、「喚声」は、興奮したり驚いたりしたときという違いがあります。

二字熟語の博士
「歓声」と「喚声」、これらは叫び声に関連する言葉だけれど、その内容やシチュエーションが異なるんだ。「歓声」とは、何か嬉しいことや楽しいことがあった時に、喜びで上げる声を指す。

一方、「喚声」とは、興奮や驚きから出る声で、それは必ずしも喜びだけに関連しているわけではないんだ。

助手ねこ
ふむふむ、それやったら、「歓声」は、サッカーの試合でゴールが入ったときとか、おおっと盛り上がって、みんなが「わーい!」って声を上げる時のことやな。あれは純粋に嬉しさの声やね。

一方、「喚声」は、急に後ろから大きな音がしたりして、「きゃー!」って驚いて叫ぶ声やったりするんやろ?喜びじゃなくても、驚きや興奮で出る声ってことか。