苦悩の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
苦悩
【読み方】
くのう
【意味】
あれこれ苦しみ悩むこと。
みんな生きてるといろんなことで悩むもんやけど、それを「苦悩」と言うんやね。まあ、悩むことも人生の一部やからなあ。
【語源・由来】
苦しみ悩む意。
【類義語】
悩み、苦悶
【対義語】
楽観、気楽、快楽、至福
苦悩(くのう)の解説
「苦悩」という言葉はね、人が色々な問題や困難で、とても苦しんだり、深く悩んだりすることを表しているんだよ。簡単に言うと、心がすごくつらくて、悩みがたくさんある状態のことなんだ。
例えば、「苦悩の色が濃い」という表現は、誰かの顔や態度から、その人がとても深く悩んでいて、心が重い状態にあることがよくわかるっていう意味なんだよ。誰かがとても心配そうにしていたり、悲しそうな顔をしていたら、その人は「苦悩の色が濃い」状態なんだね。
また、「自分はまた一つの今までに味わわなかったような苦悩の中に身を投げ込もうとしているのだ」〈有島武郎・或る女〉という文章はね、これまでに経験したことのないような大きな悩みや困難に、自分が向き合おうとしているっていうことを表しているんだ。新しい問題や、とても難しい状況に自分が立ち向かうことを意味しているよ。
だから、「苦悩」という言葉は、心が辛くて、色々な問題に深く悩んでいる状態を表しているんだね。
苦悩(くのう)の使い方
苦悩(くのう)の例文
- 苦悩の色が濃いようだ。
- 家族のことで苦悩する。
- 健太くんが苦悩に満ちた表情をしている。
- 苦悩して自死を選んだようだ。
- 苦悩を浮き彫りにする。
苦悩の文学作品などの用例
「苦悩」と「葛藤」の違いを解説
「苦悩」に似ている語に「葛藤(かっとう)」があります。
「葛藤」は、
①人と人が互いに譲らず対立し、いがみ合うこと。
②心の中に相反する動機・欲求・感情などが存在し、そのいずれをとるか迷うこと。
③仏語。正道を妨げる煩悩のたとえ。禅宗では、文字言語にとらわれた説明、意味の解きがたい語句や公案、あるいは問答・工夫などの意にも用いる。
という意味です。
「苦悩」は、問題にぶつかった時に、苦しみ悩むことをいいます。
対して「葛藤」は、自分の心の中に相反することが存在し、いずれにするか迷うこというので意味が違います。
一方、「葛藤」というのは、二つの選択肢や考え方があって、どちらを選ぶべきか迷うことを言うんだ。内心でのせめぎ合いや、人と人との間で意見がぶつかり合うような状況も含まれるんだよ。
一方で、「葛藤」は、人と人とのやりとりで、「おいおい、お前とは考えがちゃうぞ!」ってなったり、自分の中で「これしていいんかな、あれしていいんかな」と迷うことやな。どちらも心の中での戦いやけど、苦悩は深刻で、葛藤は選択に迷う感じやね。
人が何か困難な問題に直面したり、心配事があったりするときに感じる気持ちを表しているんだ。