【二字熟語】
惨烈
【読み方】
さんれつ
【意味】
きわめてむごたらしいこと。きわめてきびしいこと。また、そのさま。
【語源・由来】
「惨」は「むごい。」
「烈」は「勢いがはげしい。」
【類義語】
凄惨、惨め
惨烈(さんれつ)の使い方
昨日の台風はすごかったね。
すごい暴風雨で眠れなかったわ。健太くん、見てよ。惨烈な台風の爪痕ね。
僕たちの学校が無いね。
超大型台風と一緒に太平洋沖に飛んでいってしまったのかしら。
惨烈(さんれつ)の例文
- 惨烈な被災地の状況に目を背けた。
- 戦況は惨烈で、一瞬も油断できない状況だ。
- 比叡山を焼き討ちにした信長の惨烈ぶりに批判が高まった。
- 惨烈な戦いとなり、戦場は血の海になったという。
- 彼の判断ミスが、事態を一層惨烈なものにしてしまった。
「惨烈」と「凄惨」の違いは?
「惨烈」に似ている語に「凄惨(せいさん)」があります。
「凄惨」は、「目をそむけたくなるほどいたましいこと。ひどくむごたらしいこと。また、そのさま。」をいいます。
「惨烈」も「凄惨」も、ひどくむごたらしいことをいい、ほぼ同じ意味で使われます。
しかし「惨烈」には、きわめてきびしいという意味がある点が違います。
「凄」は、「すさまじい。ぞっとする。」、「惨」は「いたむ。いたましい。むごい」という意味です。