秋口の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
秋口
【読み方】
あきぐち
【意味】
秋の初め。秋になったばかりのころ。
そうか、それはつまり、「秋口」ってのは、秋がちょうど始まった頃を言うんやな。
夏が終わって、秋の季節になったばかりの時期のことを指すんやな。ちょっとずつ寒くなってくる頃やね、これは。
【語源・由来】
秋の初めの意。
【類義語】
初秋
秋口(あきぐち)の解説
カンタン!解説
「秋口」っていうのは、その名前の通り、秋の始まりのことを指すんだよ。つまり、夏が終わって秋になったばかりの時期のことを言うんだ。天気が涼しくなって、葉っぱが色づき始める頃さ。
例えば、「秋口のすはやとおもふ通り雨」って言ったら、秋の初めに突然降り出した雨のことを指しているんだよ。秋口は、季節の変わり目で、天気も一緒に変わることがよくあるからね。
秋口(あきぐち)の使い方
健太くんの家はいつ完成するの?
秋口には完成する予定だよ。
健太くんの部屋ができるんでしょう?楽しみね。
秘密基地風にしてもらったんだ。楽しみだな。
秋口(あきぐち)の例文
- ともこちゃんは、秋口には渡米してしまいます。
- 秋口は、農民にとって忙しい時期です。
- このカーディガンは、秋口の涼しい日に羽織るのに丁度良いですよ。
- 一昨年の秋口に、ここでこのかばんを買った記憶があります。
- 暑い夏が過ぎ、秋口になってようやく健太くんに回復の兆しが見え始めました。
秋口(あきぐち)の文学作品などの用例
- ・・・屋にやった所がここも秋口から物やかましいといやがられたので又、こ・・・ 著:井原西鶴 訳:宮本百合子「元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳)」
- ・・・きのうきょうは秋口らしい豪雨が降りつづいた。廊下の端に、降りこめ・・・ 宮本百合子「この夏」
秋口は何月?いつからいつまで?
「秋口」とは、朝夕の涼しさが実感される、秋の初めの何日かをいいます。
「秋」とは、
①四季の第三。夏と冬の間で、日本では9・10・11月をいう。暦の上では立秋から立冬の前日まで(陰暦の7月から9月まで)をいい、天文学では、秋分から冬至まで。昼が短く、夜が長くなる。この季節は涼しくさわやかで五穀や果物の収穫期でもある。しかし、一方では台風や前線の影響で雨が降りやすく、「秋の空」など変わりやすいことのたとえにされる。やがて木々は紅葉し、草花は枯れて、冬へ向かう。
②盛りを過ぎること。終わりに近づいていること。
③和歌などで、男女の仲の冷める意味で「飽き」に掛けて用いる。
という意味です。
「秋」の①の意味から考えると、
- 天文学では秋分のころ。
- 太陽暦では9月の初め。
- 太陰暦では7月の初め
この時期を「秋口」と言います。
つまり、秋になったばかりの時間帯を表しているんだ。