以降の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
以降
【読み方】
いこう
【意味】
ある時からのち。
これから先、何が起きてもその時から後のことを指す言葉なんやな。それが「以降」って言葉の意味やな。
【語源・由来】
「以」は「ある時・所を起点としてそれより。」
「降」は「その時からあと。」
【類義語】
その後、以後、以来
【対義語】
以前
以降(いこう)の解説
「以降」っていう言葉はね、特定の時間や時期からその後の全ての時間を指すんだよ。
たとえば、「平安時代以降」って言うとき、それは平安時代が終わったあとの時代全てを指すんだ。また、「四月以降」って言うときは、4月が始まった後の月々、つまり5月、6月、7月といった後の月々全てを指しているんだよ。
「以後」って言葉も「以降」と同じ意味で使うことが多いんだ。ある時点や出来事からその後の期間全てを指すように使うことができるよ。だから、「平安時代以後」や「四月以後」も使うことができて、これらは「平安時代以降」や「四月以降」と同じ意味になるんだよ。ただし、「以降」の方が文語的な感じがあり、より公式の文章などでよく使われる言葉だよ。
だから、「以降」や「以後」っていう言葉は、ある時間や出来事からその後の全ての時間を指すときに使うんだね。
以降(いこう)の使い方
以降(いこう)の例文
- 明治時代以降急激に欧米化が進みました。
- 都からの指導で、21時以降は酒類の提供を禁じられています。
- 7月6日以降で、御都合のよろしい日をおっしゃってください。
- 昨年の夏以降、石油の価格が上がりっぱなしだ。
- ここは10時以降、通行禁止区域なので迂回してください。
以降の文学作品などの用例
-
・・・二十日以降、注射一本、求めていません。私にも、責任の一半を持たせ・・・ 太宰治「HUMAN LOST」
月日や時間の範囲は?
「以降」は、基準の数値、または基準の数値に準ずるものを伴う場合は、それを含むと規定されています。
なので、「明日以降」の場合、明日を含むそれから後の日のこと、「10時以降」だと、10時を含むそれから後の時間をいいます。
「以降」は、「15時以降に電話をください」のような言い方だと、伝えられた方は、15時を含むそれから後の時間に電話をかけてほしいというのはわかるけれども、何時までにかければいいのかわからないという事態に陥ります。
「15時以降、17時までに電話をください」というように、期限を区切って伝えた方が分かりやすいです。
つまり、ある時から後のこと全てを表すんだ。