一翼の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
一翼
【読み方】
いちよく
【意味】
①一つのつばさ。また、1羽の鳥。
②全体の中での役割などの一端。一つの任務。
ああ、それならわかるわ。それはつまり、「ひとつのつばさ」や、「1羽の鳥」、あるいは「全体の中での一部分の役割」って意味なんやな。
自分一人だけでなく、大きな全体の一部として何かを達成するための役割やな。
【語源・由来】
一つの翼の意。
【類義語】
一役買う、一端を担う、一端をなす
【対義語】
両翼
一翼(いちよく)の解説
カンタン!解説
「一翼」っていう言葉は、2つの主な意味があるよ。
1つ目の意味は、「一つのつばさ」または「1羽の鳥」を指すんだ。つまり、鳥のつばさの一つや、一羽の鳥を表すために使うんだよ。
2つ目の意味は、「全体の中での役割などの一端」または「一つの任務」を指すんだ。「一翼を担う」という文は、全体の中の一部の役割を引き受ける、つまり一つの任務を担当する、という意味になるね。
だから、「一翼」っていう言葉は、文脈によって「鳥の一部」または「役割や任務の一部」のどちらの意味でも使われることがあるんだよ。
一翼(いちよく)の使い方
あの路線が廃線になるみたいだよ。
えーっ。市内交通網の一翼を担っているあの路線が廃止になるとは大事件ね。
車で移動する人が増えたからかな。
あの路線が無くなると、私たち学生や高齢者はとても困るわ。
一翼(いちよく)の例文
- 東北で発電された電力が、関東地方の電力供給の一翼を担っている。
- 今期絶好調の健太くんは、チーム快進撃の一翼を担った。
- 健太くんは、その推進運動の一翼として大きな成果を上げています。
- IT産業は、景気回復の一翼を担っています。
- この漫画は、空前のサッカーブームの一翼を担った。
一翼の文学作品などの用例
-
・・・に階級的な文化闘争の一翼として、どれほど重大な意味をもつものであ・・・ 宮本百合子「国際無産婦人デーに際して」
「一翼を担う」とは?
「一翼」を用いた表現の一つに「一翼を担う(になう)」があります。
「一翼を担う」とは、全体の中で一つの役割を引き受けることをいいます。
「一翼を担う」という表現は、全体の中で一部分の役割を自分が果たす、という意味があるんだよ。
一つの大きな計画やプロジェクトの中で、各人が一部の責任を持ち、それぞれが自分の役割を果たすことで全体がうまく運営される、ということを表しているんだ。
なるほどな。つまり、「一翼を担う」っていうのは、みんなで力を合わせて何か大きなことを成し遂げようとしてる時に、自分の担当部分をきちんとこなすってことやな。
大きな飛行機が飛んでいくためには、各パートがきちんと機能しなアカンやろ?それと同じで、大きなプロジェクトでも、一人一人がちゃんと役割を果たせば、うまくいくんやな。
【例文】
- 本屋大賞は、普段本を読まない人に興味を持ってもらう一翼を担う。
- ともこちゃんは、生徒会執行部の一翼を担っている。
それに加えて、もう一つの意味としては、大きな全体の中の一部分、つまり「一つの任務」や「一端の役割」を指すんだよ。