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「唯一」の意味と使い方や例文!「随一」「単一」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
唯一

【読み方】
ゆいいつ

【意味】
ただ一つであること。それ以外にはないこと。ゆいいち。ゆいつ。

【語源・由来】
「唯」は「ただ…だけ。」
「一」は「 ひとつ。」

【類義語】
単数、単一

【対義語】
凡百、普遍

唯一(ゆいいつ)の使い方

健太
ともこちゃんの家族はおばあさんだけ?
ともこ
そうよ。
健太
ともこちゃんが、おばあさんの莫大な財産を相続する唯一の人ってこと?
ともこ
そうなるわね。

唯一(ゆいいつ)の例文

  1. 健太くんは、唯一信頼できる人です。
  2. 健康に生きることが唯一の望みだ。
  3. それが唯一の方法です。
  4. ここは、日本で唯一の梅干しの専門店です。
  5. 真面目で無欲な父の唯一の楽しみが、食後の一杯のワインです。

「唯一」と「随一」「単一」との違いは?

唯一」に似ている語に「随一(ずいいち)」「単一(たんいつ)」があります。

「唯一」と「随一」の違いは?

随一」は、「多くのものの中の第一位。第一番。」という意味です。

随一」は、多くのものの中の第一位という意味ですが、「唯一」は、ただ一つという意味で使われるので意味が違います。

しかし、「富士山は唯一の山だ」のように、他に類を見ない素晴らしさという意味で「富士山は随一の山だ」に似た使い方をすることもあります。

「唯一」と「単一」の違いは?

単一」は、
①ただ一つであること。単独であること。また、そのさま。
②そのものだけで、他にまじりもののないこと。複雑でないこと。また、そのさま。

という意味です。

唯一」も「単一」も、数が、ただ一個、または一人であることをいう点は同じです。

しかし、「唯一」は、「唯一無二」のように、ただ一つで他にはないという意味で使うのに対して、「単一」は、「単一の農産物」「単一民族」のように、同じ種類だけで他に混じり物のない、一種類だけであることをいう点が違います。