雲散の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
雲散
【読み方】
うんさん
【意味】
風に雲が散るように、すっかり消えてなくなること。
「雲散」という言葉は、風によって雲が散るように、物事や事態が全く消えてしまう、なくなることを指すんだよ。
そやな。それはつまり、風に吹かれて雲がほんまに消えてなくなるように、何かがすっかり消えてしまうことを「雲散」って言うんやな。全くなくなって、もう元には戻らん状態のことやな。
これは、「大切なものは風に吹かれて消えてしまわへんように気をつけなあかん」っていう教えやな。
【語源・由来】
雲が散るの意。
【類義語】
離散、四散
【対義語】
雲集
雲散(うんさん)の解説
カンタン!解説
「雲散」っていう言葉は、風に吹かれて雲が散ってしまうように、何かが完全に消え去ることを表しているんだよ。
たとえば、「雄大な眺望に、それまでの疲れが雲散した」という文では、大自然の美しい風景を見て、それまで感じていた疲れがすっかりなくなった、消えてしまったことを表しているんだ。これは比喩的な表現で、具体的に物理的に何かが消えるわけではなく、感情や気持ちが変わることを表現しているよ。
つまり、「雲散」っていう言葉は、何かがすっかり消え去ったり、なくなったりする様子を描写するときに使われるんだね。
雲散(うんさん)の使い方
ともこちゃん。緊張で手足の震えが止まらないよ。
手に人って三回書いて飲みこむといいわよ。
おおっ。緊張や不安が雲散霧消したよ。
緊張が消えるおまじないよ。
雲散(うんさん)の例文
- 敵から猛撃を受けて、兵が雲散してしまった。
- 師の導きで悩みの一切が雲散霧消した。
- 社長の突然の辞任で、その計画は雲散霧消してしまった。
- ステージに上がった途端、あれだけあった自信が雲散してしまった。
- 退職金の使い方を間違え、10年で雲散霧消した。
「雲散霧消」とは?
「雲散」を用いた表現の一つに「雲散霧消」があります。
「雲散霧消」は、雲や霧が消え失せるように、物事が一時に消えてなくなることをいいます。
「雲消霧散」ともいいます。
「雲散霧消」という四字熟語は、雲や霧が風に吹き飛ばされて消えてしまうように、物事が一瞬にして消え去る、または終わることを意味するんだ。
あー、それはつまり、「パッと消えてなくなる」ってことやな。雲や霧があっという間に消えてなくなるように、何かがすぐになくなる。ある瞬間はあるのに、次の瞬間はもう何もない、って状態やな。この表現は、「一瞬で変わる状況」を教えてくれてるんやな。
【例文】
- 大臣の突然の辞任で、その計画は雲散霧消してしまった。
- 電話で母の声を聞くことで、悩みは雲散霧消した。
- 健太くんのおかげで不安は雲散霧消しました。