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「肩口」の意味と使い方や例文!写真どこの位置?(類義語)

肩口の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
肩口

【読み方】
かたぐち

「かたくち」とも読む。

【意味】
肩先のこと。

二字熟語の博士
「肩口」というのは、人の肩の前の部分、つまり肩の先端を指す言葉なんだよ。
助手ねこ
ああ、それって、肩の先っちょのことを言うんやな。シンプルやけど、この部分もちゃんと名前があるんやな。

【語源・由来】
「肩」は「かた。」
「口」は「穴。出入り口。」

【類義語】
肩先

肩口(かたくち)の解説

カンタン!解説
解説

「肩口」という言葉は、人の体の肩の先端の部分、具体的に言うと、肩と腕がつながっているあたりのことを言うんだ。

たとえば、服を選んだり、デザインしたりするときに、肩の形や大きさがどうなっているかを知るためにこの言葉を使ったりするんだ。特に、和服や着物の場合、肩口の部分は大事なポイントとなってくるから、しっかりとその部分を知っておくことが大切なんだよ。

また、「肩口」を使った表現に「右の腕(かいな)を、肩口よりはらりずんと切落す」〈浄瑠璃・栬狩剣本地(1714)三〉というのがあるんだけど、これは、右の腕を肩の部分からサッと切り落とすという意味だよ。この文は、どれだけ力強く、または急に何かが切り落とされたかを強調しているんだね。

また、「肩口」という言葉は、「かたくち」とも読むことができるんだ。同じ言葉でも、読み方が違うことがあるから、それも覚えておくと便利だよ。

だから、「肩口」という言葉は、人の肩の先端の部分や、特に和服などのデザインの際のポイントを指しているんだね。

肩口(かたくち)の使い方

健太
マイナンバー用の写真をスマホで撮影してくれる?
ともこ
いいわよ。二割増しで格好よく撮ってあげるわ。
健太
公的な書類用だから、格好よくなくてもいいよ。ただ、肩口が写るようにお願い。
ともこ
合点承知の助。

肩口(かたくち)の例文

例文
  1. 健太くんは、いつも肩口に猫を乗せて散歩してるのでとても有名だ。
  2. ともこちゃんは友人の肩口に手をまわし激励の言葉をかけた。
  3. ひどい雨で傘が役に立たず、ジャケットの肩口が濡れてしまった。
  4. ともこちゃんの髪は肩口まで伸びている。
  5. 草がいつの間にか成長して、僕の肩口くらいになっていた。

肩口の文学作品などの用例

  1. ・・・次を睥み乍ら、裸体の肩口を押し出して、「放せ、放せ。」と叫んでい・・・ 横光利一南北

写真どこの位置?

学生証や受験票の為の証明写真で、「肩口」までの写真と指定されることがあります。

衣類のサイズ表で袖丈とありますが、袖丈とは、「肩口」から袖口までのことをいいます。

その「肩口」とは、肩の腕のつけ根に近い部分をいいます。

肩の腕のつけ根に近い部分が写っていれば、証明写真として使うことが可能です。
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