客死の読み方・意味とは?
【二字熟語】
客死
【読み方】
かくし
「きゃくし」とも読む。
【意味】
旅先で、または他国で死ぬこと。きゃくし。
あー、それはつまり、「家や故郷じゃないところで、亡くなること」やな。
自分の家や普段の生活の場所じゃなくて、旅行中や他の国で命を落とすことやね。なんかちょっと寂しい言葉やな。
【語源・由来】
「客」は「旅。旅人。」
「死」は「しぬ。しぬこと。」
【類義語】
不慮の死、行き倒れ
客死(かくし)の解説
カンタン!解説
「客死」という言葉は、自分の家や故郷ではない場所での死を指す言葉なんだよ。
「客」という字は、訪問者や一時的な滞在者を意味するんだ。そして、「死」はそのまま、命が終わること、つまり死ぬことを意味しているね。だから、この二つの言葉を合わせた「客死」という言葉は、一時的な滞在の場所や旅先、もしくは自分の国以外の場所で命を落とすことを指すんだ。
例えば、「異境に客死する」というのは、馴染みのない、または異なる環境や地域で死ぬことを表しているよ。この言葉には、自分の家や故郷での安らぎや安全を得られない状況での死を意味していることが多いんだ。
歴史的には、戦争や外交ミッションなどで他の地域や国に行き、そこで亡くなった人々を指して「客死」と言うことがあったよ。また、詩や文学の中では、故郷を離れて遠くの地で亡くなるという悲しさや哀れみを表現するときに使われることもあるんだ。
だから、「客死」という言葉は、自分の本来の居場所や故郷ではないところでの死を示す、少し悲しいニュアンスを持った言葉なんだね。
客死(かくし)の使い方
健太くんのお兄さんが亡くなったって本当?
本当なんだ。留学先のパリで客死したんだ。
病気だったの?
交通事故だったんだ。急すぎて、まだ実感がわかないんだよ。
客死(かくし)の例文
- あの有名な作曲家ショパンは、パリで客死しました。
- ともこちゃんは、エジプト旅行中に客死したそうです。
- 日本から移民した多くは、その地で客死したという。
- いずれ月で客死するという話題が出るような時代が来るのだろう。
- もう一度日本の地を踏みたいと願いながらもかなわず、彼の地で客死しました。
客死の文学作品などの用例
-
・・・てフィラデルフィアで客死した。 自由党が禁圧せられ、国会開設が決・・・ 宮本百合子「文学における今日の日本的なるもの」
読み方は「かくし」?「きゃくし」?
「客死」は、主に「かくし」と読みます。
「客」は、音読みで「きゃく、かく」訓読みで「まろうど」と読みます。
なので「客死」は、「きゃくし」と読むこともできます。
辞書にも「かくし」「きゃくし」両方が掲載されています。
自分の故郷や普段の住まい以外の場所での死を言うんだ。