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美しい・華やか・綺麗に関する二字熟語一覧(意味付き)

美しい・華やか・綺麗に関する二字熟語を五十音順に集めました。

当サイトに収録した二字熟語の逆引きは、「逆引き検索一覧」をご覧ください。

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「あ」行の美しい・華やか・綺麗に関する二字熟語

あ

婀娜(あだ)

①女性の色っぽくなまめかしいさま。
②美しくたおやかなさま。


婉然(えんぜん)

しとやかで美しいさま。


嫣然(えんぜん)

にっこりほほえむさま。美人が笑うさまについていう。


婉美(えんび)

しとやかで美しいこと。また、そのさま。婉麗。


艶美(えんび)

あでやかで美しいこと。つややかでなまめかしいこと。また、そのさま。艶麗。

「か」行の美しい・華やか・綺麗に関する二字熟語

か

快技(かいぎ)

見ていて気持ちがよい、みごとな技。妙技。美技。


華美(かび)

はなやかで美しいこと。また、はなやかすぎて不相応なこと。また、そのさま。派手。


華麗(かれい)

はなやかで美しいこと。はでやかなこと。また、そのさま。


完美(かんび)

①完全で美しいこと。また、そのさま。
②完全に充実すること。また、そのさま。


玉砕(ぎょくさい)

玉のように美しくくだけ散ること。全力で戦い、名誉・忠節を守って潔く死ぬこと。


器量(きりょう)

①ある事をするのにふさわしい能力や人徳。
②その人の才徳に対して世間が与える評価。面目。多く、男性についていう。
③顔だち。容貌 (ようぼう) 。多く、女性についていう。
④もののじょうず。名人。


絢爛(けんらん)

①華やかで美しいさま。きらびやかなさま。
②詩歌や文章の表現が、豊富な語彙 (ごい) や凝った言い回しなどで美的に飾られていて、華麗な印象を与えるさま。


巧笑(こうしょう)

美しい笑い。愛嬌のある笑い。


蠱惑(こわく)

人の心を、あやしい魅力でまどわすこと。たぶらかすこと。

「さ」行の美しい・華やか・綺麗に関する二字熟語

秋波(しゅうは)

①秋の澄みわたった水波。
②美人の涼しい目許(めもと)。
③媚びをあらわす目つき。いろめ。ながしめ。


醜美(しゅうび)

醜いことと美しいこと。また、醜女と美女。美醜。


珠玉(しゅぎょく)

①海に産する珠と山に産する珠。真珠と玉。玉珠。
②美しくすぐれたものをほめていう語。殊に、詩や文章にいう。


称美/賞美(しょうび)

①ほめたたえること。賛美。
② 美しさ、うまさなどを心から味わうこと。


醇美(じゅんび)

人情がこまやかで、素朴な美しさがあること。また、そのさま。


審美(しんび)

自然や美術などのもつ本当の美しさを的確に見極めること。また、美の本質・現象を研究すること。


淳美(じゅんび)

人情がこまやかで、素朴な美しさがあること。また、そのさま。


秀美(しゅうび)

他よりもすぐれて美しいこと。また、そのさま。


鍾美(しょうび)

美を一身に集めること。大勢いる中で一人だけが際立って美しいこと。


至美(しび)

きわめて美しいこと。きわめてみごとなこと。また、そのさま。


純情(じゅんじょう)

純真で邪心のない心。また、その心をもっているさま。


純美(じゅんび)

まじりけがなく美しいこと。純粋な美しさ。また、そのさま。醇美 (じゅんび) 。


粋美(すいび)

まじりけがなく美しいこと。


凄艶(せいえん)

ぞっとするほどなまめかしいさま。


清美(せいび)

清らかで美しいこと。また、そのさま。


済美(せいび)

美徳をなすこと。子孫が父祖の業を受け継いで、よい行いをすること。


精美(せいび)

細かいところまで行き届いて美しいこと。純粋で美しいこと。また、そのさま。


絶美(ぜつび)

この上もなく美しいこと。また、そのさま。


繊美(せんび)

ほっそりとして美しいこと。また、そのさま。


鮮美(せんび)

あざやかで美しいこと。 また、そのさま。 鮮麗。


善美(ぜんび)

物事がよく、しかも美しいこと。りっぱで美しいこと。また、そのさま。


壮美(そうび)

①壮大で美しいこと。また、そのさま。
②壮麗で崇高な感じがする美しさ。

「た」行の美しい・華やか・綺麗に関する二字熟語

た

多彩(たさい)

①色の種類の多いこと。いろどりが多く美しいこと。また、そのさま。
②変化や種類が多くにぎやかなこと。また、そのさま。


耽美(たんび)

美を最高の価値として、ひたすらその世界に心を傾け陶酔すること。

「は」行の美しい・華やか・綺麗に関する二字熟語

美俗(びぞく)

うるわしい風俗や習慣。


美風(びふう)

美しい、よい気風・ならわし。


美点(びてん)

すぐれた点。よいところ。長所。


美装(びそう)

①美しくよそおうこと。美しいよそおい。
②上等な美しい表装にすること。


美景(びけい)

①美しい景色。よいながめ。
②よい景品。


美観(びかん)

美しい眺め。美しい景観。


美醜(びしゅう)

うつくしいことと、みにくいこと。


美粧(びしょう)

美しく装うこと。また、美しく化粧すること。


美学(びがく)

①美の本質、美的価値、美意識、美的現象などについて考察する学問。
②美しさに関する独特の考え方や趣味。


美姫(びき)

美しい姫。美しい女性。


美玉(びぎょく)

美しい宝玉。(転じて) 美人・美妓のたとえ。


美酒(びしゅ)

味のよい酒。うまざけ。


美容(びよう)

①顔やからだつき、肌などを美しく整えること。
②美しい顔かたち。美貌。


美化(びか)

①美しくすること。美しく変えること。
②実際以上に美しいものとしてとらえること。


美徳(びとく)

美しい徳。道にかなった行い。


美技(びぎ)

見事な技。すばらしい演技。ファインプレー。


美質(びしつ)

生まれつき持っている、すぐれた性質・顔かたち。


美妙(びみょう)

何とも言い表わせないほど、美しくすぐれていること。また、そのさま。


美形(びけい)

美しい容貌。美貌。また、美人。男性にもいう。


美貌(びぼう)

美しい顔かたち。


美文(びぶん)

①美しい語句を用い、修辞上の技巧を凝らした文章。
②明治中期、文壇に流行した擬古文。


美挙(びきょ)

りっぱな挙動。ほめるに値する行いや企て。


美声(びせい)

美しい声。耳に快い声。


美的(びてき)

①美に関するさま。美学の対象となるさま。
② 美しいさま。


美育(びいく)

美術・音楽などを通じて情操を豊かにし、人間性の向上を図る教育。知育・徳育・体育と並んで用いられる語。美的教育。


美君(びくん)

容姿の美しい女性。美人。


美行(びこう)

よい行い。善行。


美様(びざま)

手紙の宛名に付ける「様」の字の書き方の一。旁 (つくり) の部分を美の字の草体のように書くもの。最も敬意が高い永様 (えいざま) に次ぐ。


美髯(びぜん)

美しくみごとなほおひげ。


美相(びそう)

美しい形。美しい姿。


美膚(びはだ)

色つやの美しい肌。また、肌を美しくすること。


美品(びひん)

①美しい品物。すぐれた品物。
②傷みの少ない中古品。


美服(びふく)

美しい衣服。美衣。


美眉(びまゆ)

美しいまゆ。美しく整えられたまゆ。


美林(びりん)

美しい林。見事な林。


美談(びだん)

美しい話。聞いて感心するようなりっぱな行いの話。


美神(びしん)

美をつかさどる神。ビーナス。


美女(びじょ)

容姿の美しい女性。美人。


美婦(びふ)

美しい女性。美女。


美感(びかん)

美しさを感じる気持ち。美しさに対する感受性。


美田(びでん)

地味の肥えた、よい田。


美事(びじ)

美しい事柄。ほめるべきこと。


美妓(びぎ)

美しい芸者。


美人(びじん)

①容姿の美しい女性。美女。
②容姿の美しい男子。


美術(びじゅつ)

視覚的、空間的な美を表現する造形芸術。絵画・彫刻・建築・工芸など。明治時代は、広く文学・音楽なども含めていった。


美称(びしょう)

①他人をほめていうときの呼び方。また、よい評判。
②品な言い方。「霰 (あられ) 」に対する「玉霰」など。


美身(びしん)

からだを美しくすること。


美名(びめい)

①美しい名前。よい名。
②よい評判。名声。
③世間に聞こえのよい名目。


美顔(びがん)

①美しい顔。
②顔を美しくすること。


美白(びはく)

肌や歯などを白くすること。また、白さを保つこと。ホワイトニング。


美男(びなん)

顔かたちの美しい男子。


美色(びしょく)

①美しい色。
②美しい顔だち。美人。


美髪(びはつ)

美しい頭髪。美しく結い上げた髪。また、頭髪をきれいに手入れすること。


美音(びおん)

美しい音や声。


美本(びほん)

①造本の美しい本。
②汚れていない、保存のよい本。


美言(びげん)

①よい言葉。嘉言 (かげん) 。
②巧みに飾った言葉。うまい言葉。甘言。


美童(びどう)

容姿の美しい少年。美少年。また、美しい若衆。


美艶(びえん)

美しくあでやかなこと。美しくなまめかしいこと。また、そのさま。


美道(びどう)

男色(なんしょく)の道。 衆道(しゅどう)。


美脚(びきゃく)

太からず細からず、すらりと長い女性の脚。男性にも言う。


美辞(びじ)

美しい言葉。巧みな文句。


美花(びか)

① 美しい花。
② 美しさを花にたとえていう語。 花のような美しさ。


美麗(びれい)

美しくあでやかなこと。また、そのさま。


美肌(びはだ)

色つやの美しい肌。また、肌を美しくすること。

「ま」行の美しい・華やか・綺麗に関する二字熟語

美児(まさずこ)

語義未詳。美しい娘またはいとしい子を親しんでよぶ語か。


美籠(みこ)

籠 (かご) の美称。

「や」行の美しい・華やか・綺麗に関する二字熟語

唯美(ゆいび)

人間にとってもっとも価値あるものは美であるとし、美の追求を芸術や人生の唯一の目的とすること。


優美(ゆうび)

上品で美しいこと。しとやかで美しいこと。また、そのさま。


幽美(ゆうび)

ほのかに麗しい。


妖美(ようび)

人の心を惑わすような、あやしい美しさ。また、そのさま。

「ら」行の美しい・華やか・綺麗に関する二字熟語

立派(りっぱ)

①威厳があって美しいさま。堂々としているさま。また、非常にすぐれているさま。
②十分に整っているさま。不足や欠点のないさま。


玲瓏(れいろう)

①玉などが透き通るように美しいさま。また、玉のように輝くさま。
②玉などの触れ合って美しく鳴るさま。また、音声の澄んで響くさま。


廉潔(れんけつ)

私欲がなく、心や行いが正しいこと。また、そのさま。清廉潔白。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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