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【小学生向け】基本!二字熟語の構成5種類

小学生の授業でも扱われる二字熟語の構成(組み合わせ)。

この記事では、小学生が覚えるべき最も基本的な二字熟語の構成5種類について解説します。

より詳しい二字熟語の構成は、「二字熟語の構成12種類と見分け方!分かりやすい解き方まとめ【中学国語・高校入試・漢検】」をご覧ください。

当サイトに収録した二字熟語の逆引きは、「逆引き検索一覧」をご覧ください。

小学生で習う二字熟語の構成5種類

小学生が覚えるべき二字熟語の構成一覧

小学生が覚えるべき熟語の構成は主に以下の5種類です。

これらをしっかりと理解していきましょう。

①反対の意味の漢字を組み合わせた二字熟語
例)勝敗(しょうはい)

②似た意味の漢字を組み合わせた二字熟語
例)変化(へんか)

③上の字が下の字を説明する二字熟語
例)急用(きゅうよう)

④下の字が上の字の目的になる二字熟語
例)乗車(じょうしゃ)

⑤打ち消しの漢字が付く二字熟語
例)非常(ひじょう)

反対の意味の漢字を組み合わせた二字熟語

反対の意味の漢字を組み合わせた二字熟語

意味が反対になっている漢字を組み合わせてできた二字熟語です。

勝敗(しょうはい)

【組み立て】
勝つ↔敗れる

【意味】
勝つことと敗れること。


出欠(しゅっけつ)

【組み立て】
出る↔欠ける

【意味】
出席と欠席。


往復(おうふく)

【組み立て】
往(行く)↔復(帰る)

【意味】
行くことと帰ること。


利害(りがい)

【組み立て】
利益↔損害

【意味】
利があることと害があること。

似た意味の漢字を組み合わせた二字熟語

似た意味の漢字を組み合わせた二字熟語

変化(へんか)

【組み立て】
変わる+化(かわる)

【意味】
性質や状態が変わること。


増加(ぞうか)

【組み立て】
増える+加える

【意味】
数や量が増えること。


減少(げんしょう)

【組み立て】
減る+少なくなる

【意味】
減って少なくなること。


救助(きゅうじょ)

【組み立て】
救う+助ける

【意味】
人を救って助けること。

上の字が下の字を説明する二字熟語

上の字が下の字を説明する二字熟語

急用(きゅうよう)

【組み立て】
急な→用事

【意味】
急がなければならない用事。


名札(なふだ)

【組み立て】
名の→札

【意味】
名前を書いた札。


灰皿(はいざら)

【組み立て】
灰の→皿

【意味】
たばこの灰や吸いがらを入れる皿。


骨折(こっせつ)

【組み立て】
骨が→折れる

【意味】
外からの力が加わり、骨が折れること。

下の字が上の字の目的になる二字熟語

下の字が上の字の目的になる二字熟語

乗車(じょうしゃ)

【組み立て】
乗る←車に

【意味】
車に乗ること。


挙手(きょしゅ)

【組み立て】
挙げる←手を

【意味】
手を挙げること。


預金(よきん)

【組み立て】
預ける←金を

【意味】
金銭を預けること。


有益(ゆうえき)

【組み立て】
有る←利益が

【意味】
利益があること。

打ち消しの漢字が付く二字熟語

打ち消しの漢字が付く二字熟語

非常(ひじょう)

【組み立て】
「非」の打ち消し語

【意味】
ふつうとはちがう、さしせまった状態。


非礼(ひれい)

【組み立て】
「非」の打ち消し語

【意味】
礼をわきまえないこと。


未熟(みじゅく)

【組み立て】
「未」の打ち消し語

【意味】
学問や技術などが、十分でないこと。


未定(みてい)

【組み立て】
「未」の打ち消し語

【意味】
まだ決まっていないこと。


未開(みかい)

【組み立て】
「未」の打ち消し語

【意味】
開発されていないこと。


無罪(むざい)

【組み立て】
「無」の打ち消し語

【意味】
罪がないと認められること。


無理(むり)

【組み立て】
「無」の打ち消し語

【意味】
できそうもないこと。


無料(むりょう)

【組み立て】
「無」の打ち消し語

【意味】
料金がかからないこと。


不便(ふべん)

【組み立て】
「不」の打ち消し語

【意味】
便利でない様子。


不利(ふり)

【組み立て】
「不」の打ち消し語

【意味】
条件が悪い様子。


不足(ふそく)

【組み立て】
「不」の打ち消し語

【意味】
たりないこと。十分でない様子。