【二字熟語】
巧言
【読み方】
こうげん
【意味】
巧みに言い回した言葉。口先だけでうまく言うこと。
【語源・由来】
「巧」は「力をささげる。」
「言」は「上位者や神仏に物をさしあげる。」
【類義語】
美辞、甘言
【対義語】
令色
巧言(こうげん)の使い方
元アメリカ大統領は、巧言を駆使してマイノリティを悪役に仕立てたんだって。
まったくひどい話よね。
マイノリティを悪役に仕立てることで、白人保守層の憎悪と恐怖心を増幅させて票につなげたんだって。
巧言に乗せられてほいほい投票する方もどうかと思うけどね。
巧言(こうげん)の例文
- 彼は、巧言を弄して金は取り上げる詐欺師です。
- 健太くんは正直者で巧言など言わない頼もしい子です。
- ともこちゃんは、巧言を弄して健太くんを丸め込んだ。
- 老獪な彼の巧言に、他愛なく手玉に取られてしまった。
- 健太くんの巧言に乗せられてしまった自分の愚かさを嘆く。
「巧言を弄する」とは?
「巧言」は、「巧言を弄する(こうげんをろうする)」という表現で使われます。
「巧言を弄する」の「弄する」は、「もてあそぶ。思うままに操る。」という意味です。
「巧言を弄する」とは、口先だけの言葉を思うままに操るという意味です。
【例文】
- 巧言を弄するのは空のスプーンで食べさせるようなものである。
- 巧言を弄してともこちゃんの追求から逃れました。