【二字熟語】
後塵
【読み方】
こうじん
【意味】
人や車馬の走り過ぎたあとに立つ土ぼこり。
【語源・由来】
「後」は「うしろ。」
「塵」は「ちり。ほこり。」
人や車馬の走り過ぎたあとに立つ土ぼこりの意。
【対義語】
先駆、先行
後塵(こうじん)の使い方
いつも彼の後塵を拝して、彼は優勝、僕は準優勝だ。
健太くんは優勝したいの?
優勝したいよ。トップに立ちたいよ。
それならば、彼よりトレーニングしないとだめよ。彼は、部活動以外の時間もこっそりトレーニングしているのよ。
後塵(こうじん)の例文
- チームとしてトップを目指しているが、現状、後塵を拝しています。
- ミスを犯し、後塵を拝する結果になりました。
- 同年代の後塵を拝する日々が続いて悔しい思いをしている。
- この分野では日本は諸外国の後塵を拝している。
- 日本の遥か後塵を拝していた国が、この数十年の間に、急激な経済成長を遂げて日本を追い越した。
「後塵を拝する」とは?
「後塵」を用いた表現の一つに「後塵を拝する(こうじんをはいする)」があります。
「後塵を拝する」とは、
①地位が高く権勢のある人に追従する。
②人に先んじられる。後れをとる。人の風下に立つ。
という意味です。
それを潔しとする場合にも、潔しとしない場合にも使います。
【例文】
- 何としてもライバルの後塵を拝することだけはしたくない。
- 専務の後塵を拝して部長に昇進しました。
- 昇格試験に落ちて同期生の後塵を拝することになる。