孝養の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
孝養
【読み方】
きょうよう
【意味】
①親に孝行を尽くすこと。こうよう。
②亡き親のために供養をして、ねんごろに弔うこと。また、一般に死者の後世 (ごせ) を弔うこと。追善供養。こうよう。
どちらも、家族や先祖への大切な気持ちを示す行為やね。家族の絆や、親孝行の大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「孝」は「親によく仕えること。」
「養」は「親によく仕えること。」
【類義語】
孝行、忠孝、扶養、介護
孝養(きょうよう)の解説
「孝養」という言葉は、大切な親や死者に対する感謝や敬意を示す行為や心持ちを表す言葉なんだよ。
まず、1つ目の意味は、親に孝行を尽くすこと。つまり、親に感謝の気持ちを示す行動や、親を大切に思う気持ちを持って生活することを意味しているんだ。例えば、「母への孝養に生きながらえるみちもあるが」〈谷崎・盲目物語〉というのは、母親のために生きる、彼女を助けるために何かをすることも一つの生き方だという意味だね。
2つ目の意味は、亡き親や死者のために供養をして、心をこめて弔うこと。亡くなった人のために祈りやお供え物を捧げたり、お墓参りをすることを指すんだよ。一般に死者の後世 (ごせ) を弔うこととも言うんだ。この「追善供養」や「孝養」という行為は、死者の魂を安らかにするとともに、生きている者が故人に対する感謝や愛情を示す方法として行われているんだ。
だから、「孝養」という言葉は、親や故人に対する感謝や敬意を持ち、それを行動や祈りとして示すことを表しているんだね。
孝養(きょうよう)の使い方
孝養(きょうよう)の例文
- 高齢の父に孝養を尽くすために、官を辞した。
- 健太くんは、両親への孝養を第一に考える人でした。
- 故郷に帰ってから、親の孝養に努めました。
- 孝養を尽くせばよかったと後悔してからでは遅いんだ。
- 孝養の至らなかったことを母に詫びる。
孝養の文学作品などの用例
「孝養を尽くす」とは?
「孝養」は、「孝養を尽くす(こうようをつくす)」という表現で使われることがあります。
「孝養を尽くす」とは、親にできるかぎりの孝行をすることをいいます。
親のことを思って、ホンマに心から感謝して行動するってわけやな。親孝行の大将みたいなもんやろ!
【例文】
- 父の死後、母に孝養を尽くし長男として家を守った。
- 出世してからも両親に孝養を尽くし、人としての道を踏み誤らなかった。
- どうしようもない親だったが、少しも恨まず孝養を尽くした。
そして、もう一つは、亡くなった親や死者のために供養を行い、心を込めて弔うことを指すよ。