【二字熟語】
逆手
【読み方】
さかて
【意味】
①
㋐刃物の柄を、親指が柄の端、小指が刃の方になるように握ること。切腹するときの短刀の持ち方。
㋑器械体操で、鉄棒などを、手のひらを手前に向けて下から握る握り方。
②相手の攻撃を利用して、逆にやり返すこと。ぎゃくて。
③「逆手投げ」の略。
④上代、人をのろうときや凶事に際して打ったという手の打ち方。詳細は未詳。天 (あま) の逆手。
【語源・由来】
普通とは逆にした手の使い方の意。
【対義語】
順手
逆手(さかて)の使い方
逆上がりって難しいよね。
鉄棒を逆手に持ってみたら?
順手じゃなくてもできるんだね。逆手にしたら逆上がりができたよ。
良かったわね。
逆手(さかて)の例文
- コロナ禍を逆手に取って、個人客に販売チャンスを広げる。
- マイナスイメージを逆手に取る戦略です。
- 経済危機を逆手に取った詐欺が横行している。
- 相手の言い分を逆手に取って言い返す。
- 論難を逆手に取って健太くんを言いこめる。
「逆手に取る」とは?
「逆手」を用いた表現の一つに「逆手に取る(さかてにとる)」があります。
「逆手に取る」とは、「機転を利かせて不利な状況を活かすこと。相手の攻撃を逆に反撃に利用する。」という意味です。
【類義語】
・逆転する(ぎゃくてんする)
・逆に利用する(ぎゃくにりょうする)
・巧みに使う(たくみにつかう)
【例文】
・電力不足を逆手に取って扇風機の売り上げを伸ばしました。
・このサービスは、苦境を逆手に取って生まれました。
・熊谷市は、夏の暑さを逆手に取って、かき氷の街として知名度を上げています。