【二字熟語】
妬心
「嫉妬心」の意の古風な表現。
【読み方】
としん
【意味】
ねたむ心。嫉妬心。
【語源・由来】
「妬」は「やきもちをやく。ねたむ。」
「心」は「こころ。精神。」
【類義語】
嫉妬心
妬心(としん)の使い方
何で彼ばかり褒められるんだろうな。妬心で胸がいっぱいになるよ。
あれは先生が悪いわよ。贔屓し過ぎよね。
僕の方が才能があるのにな。
そうよ。健太くんの才能にみんな気が付いているんだから、妬心を抱く必要はないわよ。
妬心(としん)の例文
- 健太くんの妬心はすさまじく、妬心の鬼のようだった。
- ともこちゃんは健太くんと仲良さげな彼女に、かすかな妬心を抱きました。
- 重用されている彼に妬心した。
- 才能ある人を見ると、妬心が芽を出す。
- 彼への妬心にかられ冷静さを失ってしまった。
「妬心」と「嫉妬」の違いは?
「妬心」に似ている語に「嫉妬(しっと)」があります。
「嫉妬」は、
①自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。
②自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。悋気 (りんき) 。
という意味です。
「妬心」も「嫉妬」も、ねたむという意味があります。
しかし「妬心」は、「嫉妬」の心をいう点が違います。