【二字熟語】
質実
【読み方】
しつじつ
【意味】
飾りけがなく、まじめなこと。質素で誠実なこと。また、そのさま。
【語源・由来】
「質」は「飾り気がない。」
「実」は「まごころ。まこと。」
【類義語】
(質実剛健の類義語)剛健質朴、簡古素朴、不撓不屈
【対義語】
豪華、華美
質実(しつじつ)の使い方
健太くんのお父さんは社長でしょう?お手伝いさんがいるの?
そんなのいないよ。
意外と質実な暮らしなのね。
もともと父さんは貧しい家の生まれだから、贅沢は敵だと思っているんだよ。
質実(しつじつ)の例文
- 健太くんの祖先は武家だったので、質実な武家らしい造りの家だ。
- シンプルで素材の良いものを消費者に届けたいと考え、質実剛健をモットーとしています。
- この地方の人たちは、質実簡素を好む傾向にある。
- 質実な精神を大事にしています。
- 無駄なものをもたない質実な生活をしています。
「質実剛健」とは?
「質実」を用いた表現の一つに「質実剛健(しつじつごうけん)」があります。
「質実剛健」とは、飾りけがなく真面目で、強くしっかりしていることをいいます。
「剛健」は、強くしっかりしていることという意味です。
【対義語】
・奢侈文弱(しゃしぶんじゃく)
【例文】
・わが校の校訓は質実剛健です。
・質実剛健を第一と考えているので余計なものは一切買わない。
・私の父は、私を質実剛健な九州男児に育てたかったらしい。(五木寛之、風に吹かれて)