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「小康」の意味と使い方や例文!「小康状態を保つ」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
小康

【読み方】
しょうこう

【意味】
①事態がしばらくの間、収まっていること。
②悪化の方向にあった病状が治まって、安定した状態になること。

【語源・由来】
「小」は「少し。わずか。」
「康」は「やすらか。無事。」

【類義語】
快癒、回復、平和、平穏

【対義語】
慌てる、騒乱、動乱

小康(しょうこう)の使い方

ともこ
急激な円安傾向ね。
健太
今朝のニュースでは、上値は重く小康状態って言っていたよ。
ともこ
急激な変化は大きな影響を及ぼすわよね。
健太
変化はじっくりのんびりがいいよね。

小康(しょうこう)の例文

  1. この地方は梅雨前線が離れるため、雨は小康状態となります。
  2. さきほどの小康状態が嘘だったかのように、容態が急に悪化した。
  3. 新型の感染症の影響が小康状態となり、経営は持ち直し始めました。
  4. 日本製品に対する不買運動が小康状態になったので、購買意欲を増加させるためのキャンペーンを打ち出す。
  5. 二年ほど前から耳鳴りの症状が出始め、小康状態が続く期間もあったが、最近になって悪化した。

「小康状態を保つ」とは?

小康」を用いた語の一つに「小康状態を保つ(しょうこうじょうたいをたもつ)」があります。

小康状態を保つ」の「保つ」とは、ある状態を変えないで続けるという意味です。

小康状態を保つ」とは、病気などで、悪化した状況を脱して落ち着いた状態を保つことをいいます。
【例文】
・昨晩、高熱が出て危険な状態に陥りましたが、今は小康状態を保っています。
・激しい戦闘の後、小康状態を保ってます。
・今は小康状態を保っているが、戦争が終わったわけではないのだ。