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「次善」の意味と使い方や例文!「次善策」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
次善

【読み方】
じぜん

【意味】
最善についで良いこと。最善が得られない場合、それに次ぐ第二のこと。

【語源・由来】
「次」は「つぐ。つぎ。二番目。」
「善」は「行いや性質などが好ましい。よい。よいこと。」

【類義語】
セカンドベスト

次善(じぜん)の使い方

ともこ
校長先生との交渉が決裂した時のために次善策を用意しておかないといけないわね。
健太
次善策なんて必要かな。ともこちゃんならうまく交渉できるでしょう?
ともこ
万が一の場合も考えておかないと大失敗につながるわよ。
健太
成功には慎重さが必要なんだね。

次善(じぜん)の例文

  1. 念のため次善の策を考えておいた方が良い。
  2. 医療崩壊で薬が足りなくなった場合、次善策でこの薬を処方するといい。
  3. 次善の候補へ投票することで、次善の候補を当選させ、最悪の候補を落選させる。
  4. それが困難な場合には研究の歴史的発展の順序によるという次善の便法もある。(中谷宇吉郎、科学と文化)
  5. 最善策がだめなら次善の策で我慢する妥協の精神が必要である。

「次善策」とは?

次善」を用いた表現の一つに「次善策(じぜんさく)」があります。

次善策」とは、「最善についで良い策のこと。最善が得られない場合、それに次ぐ第二の策のこと。」という意味です。

【例文】

  1. 本当は少人数学級にしたかったが、財源が確保できず、次善策として少人数指導を進めた。
  2. 次善策としての分煙を容認するが、いずれは全面禁煙を目指す。